FC2ブログ

記事一覧

寛容は簡単じゃない



 附属札幌小学校 6年1組学級通信 41号を再編集し、再発行しました。

 「優しくなりたい」「広い心をもちたい」そう願う子どもは少なくありません。また、心が狭い友達を非難をすることは、よく目にする光景です。
 しかしながら、相手を包み込むような広い心「寛容な心」は、人並み以上の我慢強さに支えられているからということに気づいている子、いや大人も含め人間は少ないものです。
 寛容=我慢する能力・スキルだということを伝えたくて書いた1枚です。
 では、本文をどうそお楽しみください。



 道徳で「銀の燭台」を題材に学びました。
 ヴィクトル・ユーゴーが書いた「レ・ミゼラブル」の中の話です。
 ここで子どもたちが考えるのは「寛容な心」についてです。

 「銀の燭台」の概要はこうです…。

貧しさ故に一切れのパンを盗み、19年間も獄中生活を送ったジャン・バルジャンは、社会に対する憎しみを抱いて出獄します。
とある教会に一夜の宿を求めたジャンは、教会唯一の贅沢品の銀の燭台を盗みます。
翌日捉えられたジャンにミリエル司教は、
「銀の食器は、友人である彼に与えたものです。」
とかばうのです。

この事でジャン・バルジャンは良心に目覚め、以後、名前を変えてある町の市長となるのです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 英語の辞書で「寛容」toleranceを引いてみますと、


tolerance
1 我慢、耐久力
2 寛容、寛大、包容力


 
 英語では、「寛容」とは、「我慢」なのですね。

 ジャン・バルジャンを思い燭台を手放すミリエル司教の行動は、実に温かく、しかも余裕すら感じます。心が寛容な人間の胸には、辛い我慢すら柔らかく包み込む、柔らかく大きな心があるようです。

 あなたの心に我慢、ありますか?
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

ファンタイムへのアクセス数