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判断はYの字で鍛える

判断は、Yの字で鍛える

 天気のいい日が続いています。
 天気がいいと、なんだかいい気分です。目の前に缶なんかが落ちていたら、ポーンなんて蹴っ飛ばしたくなるような気持ち。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 ナツは、思う。
「いつだってこうだ。」
失敗をしてしまってから後悔する。

 ただ、気分がよかったのだ。だから、目の前にある空き缶を蹴っ飛ばしてしまった。
 空き缶は、ぐんぐんと駐車場の真っ白な車に吸い寄せられていく…

 「もうだめだ!」
 そう思った瞬間、空き缶は車をぎりぎりかわし地面に転がった。
 動きを止めたその姿を呆然と眺めながら、ナツは先ほどの言葉をまたつぶやいた。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 キミたちの目の前には、日々別れ道が現れます。右を選べば、「すべきことを行う」道、左は「行わない」道。その姿はそう、Yの字に似ています。
 キミたちには、いつもYの字の右の道を選んでほしいと願っています。
 また、左の道を選びそうになる自分を必死に止める努力をしてほしいとも思います。
 もし、左の道を選んでしまっても、次は右の道を選択してください。右の道を2回選べばまた、同じ場所に戻ってきます。そこから、再び努力を続けてください。
 この小さな繰り返しが、キミの判断を鍛えることになります。この力を育てる方法は、国語や算数の教科書にはのっていません。右の道を選択と、左の道を選ばない努力を数千、数万繰り返しキミたちは立派な大人になっていくのです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 痛烈な後悔の念がつまった空き缶をナツは眺めていた。
 ふと空を見上げると眩しいくらいに青い空。

 「よし、Yの字だ。次こそは右の道を選ぶぞ!」

 ナツは、決意を新たにするかのように目の前の空き缶を蹴っ飛ばした。
 「あっ、またやっちゃった。」


(附属札幌小学校 5年2組学級通信 14号から再発信)
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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