FC2ブログ

記事一覧

箱根駅伝に学ぶ~制約が人を強くする~

箱根駅伝 青山学院大学優勝

 第92回箱根駅伝が終わりました。
 青山学院大学が2位に大きな差で優勝を飾りました。
 優勝した青山学院大学のランナーのみなさんはもちろんのこと、どの選手も日本中に元気と感動を与えてくれたと思います。

 これほど僕たちの心揺さぶる箱根駅伝。
 どうしてこの大会の若者の走りは、僕たちに元気と感動をくれるのでしょう。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 その問いを自分に投げかける時、思い出すのはこの言葉。

創造とは、制約を発見することだ。

 脳科学者、茂木健一郎の言葉から引きました。

 箱根を走るランナーは、20㎞を超える距離をすごいスピードで駆け抜けることはもちろん、

 予選会を勝ち抜かなければ、本選に出られません。
 それにもかかわらず、本選10位以内のチームにしか、予選会免除のシード権が与えられません。

 本選では、規定時間を過ぎると号砲が打たれ、選手の到着を待たずに、次の選手が繰り上げスタートしてしまいます。
 そして、そのチームは棄権扱いになります。

 このように箱根駅伝は、「制約」のオンパレードです。

 だからこそ数々の大きな壁に挑む姿に僕たちは感動し、その壁を乗り越えた姿に拍手を惜しまないのでしょう。

 一方、大きな壁に跳ね返され、涙を流す若者も少なくありません。
 しかし、その姿にも全国から拍手がおくられます。。それは、その選手が次のチャレンジでは、その壁を乗り越えることを願っているからでしょう。

 昨年5区で低体温症に陥り失速した駒澤大学の馬場翔大選手。昨年大会後、外出中に電車で指をさされるつらい思いも経験したそうです。大きな苦しみの山を越え、今年は8区2位の成績。
 本当によかったです。まるで馬場選手の父親のような気持ちで画面を見つめていました。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 ある意味、僕たちの今生きる世界は、制約を乗り越えた結果だといえます。
 空の制約に挑み手に入れた航空技術、命の制約に挑戦して手に入れた医療技術等々、
 制約の発見、そして制約を味方につけたプロセスが人類発展の歴史なのでしょう。

 箱根を走るランナーにとっても、制約は敵ではないのでしょう。むしろ味方。
 きっと厳しいトレーニングに縛られた日々だったのでしょう、
 きっと今日まで多くの遊びたい心を我慢した日々だったのでしょう。
 それは他の若者からすれば「不自由」と映るのかもしれません。

 しかし、今日のランナーたちの姿を見ていると、
 制約を自分から受け入れ、制約に自分をどっぷりと浸すことこそ、自由な姿であり、
 精一杯に生きることであると感じます。

 これほど僕たちの心揺さぶる箱根駅伝。
 その答えを見た気がします。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 優勝できなかったチーム、
 シード権を逃したチーム、
 思ったような走りをできなかった選手、
 本選のメンバーから外れた選手、
 今日でまた多くの「制約」を見つけたのでしょうね。

 また、はじまる制約の日々、でも今日はゆっくりとお休みください。

 ランナーのみなさん、Funタイムをありがとうございます。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

ファンタイムへのアクセス数