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子どもを勇気づける方法 ~はげまし名人 千石 武『王様のレストラン』~


 今世の中は、「先行き不透明な時代」と言われています。
 誰しもが、将来を楽観的に見られなくなっているようです。
 子どもたちも、大人の雰囲気を敏感に感じ取っているのか、少し元気がないような気がします。

 今もそうであるように、未来も課題がいっぱいあるでしょう。
 何年たっても「先行きは不透明」のままでしょう。
 でも、変わらないことが一つあります。それは…
 
 未来に挑み、一歩を踏み出さなくては何も始まらないということです。

 そのためには、6つの「気」が必要です。

 それは、「勇気」「元気」「本気」「根気」「やる気」「活気」です。
 そして、その一歩目は「勇気」です。

 さあ、みなさんも子どもを勇気づける「はげまし名人」になりましょう。

 さて、本日の名人の言葉は…



アングレーズがやけに粉っぽいのは何故ですか?
濃度が濃いし、リキュールも強すぎる。
こんなデザートは初めてです。

しかし…
発想は素晴らしい。極めて独創的です。
フルーツをこんな風に使っているデザートを私は知らない。
稲毛さん、数々の非礼、許してください。
ずいぶん、勉強されましたね。
今夜のディナーを締めくくるにふさわしい、素晴らしいデザートです。
感謝します。




 さて、今回は、ドラマ王様のレストランに出てくる「千石 武」のセリフから引きました。

 ここで学ぶべき優れた勇気づけのテクニックは…

叱り方です。

 王様のレストランは、三谷幸喜脚本のドラマです。
王様のレストラン

 ストーリーをざっとお伝えしますと、すっかりおちぶれたフレンチレストラン「ベル・エキップ」が料理も経営も素人の若いオーナーと、彼に請われて復帰した伝説のギャルソン(千石武:松本幸四郎)の活躍で、活気ある“一流店”へと生まれ変わっていくドラマです。

 おちぶれたレストラン「ベル・エキップ」には、ユニークで個性的ではあるが、まことに困った面々が揃っています。そのメンバーを叱り、はげましながらスーパーチームに育てていくのが伝説のギャルソン千石なのです。

 先程のセリフは、最終話の中のもの。最後の最後までベル・エキップのお荷物だったパティシェである稲毛に向けられた言葉です。この言葉を受け、稲毛は泣き崩れ、そして自信を取り戻すのです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 親として、先生として、大人がどうしても子ども叱らなくてはならない場面があります。

 そして、叱るという行為はとてもエネルギーを使います。

 だからこそ無駄にならず、かつ、子どもの成長につながるように叱りたいものです。

 では、千石のセリフを見てみましょう。
 注目すべきは、叱る言葉(ダメ出し)と褒める言葉(ヨイ出し)の「比率」と「順序」です。

 まず、叱る言葉の方が少ないのが注目する1点目です。「粉っぽさ」「濃度」「リキュールの強さ」の3点に絞られています。
 ダメ出しの言葉が多ければ多いほど、子どもにとって内容が薄まっていきます。特に過去の話を蒸し返すと、内容が更に薄まります。
 悪くすると「うるさいなぁ」と思われるだけで終わってしまうこともあります。
 ダメ出しの言葉はシンプルに、最小限度がポイントです。

 また、順序が重要です。「叱る」と「褒める」を同時にする場合、順序が違うと印象が全く違ってきます。

「このごろ遅くまで勉強頑張ってるのね。偉いわ。でも寝坊はよくないわ。しっかりしなさい。」
と言うと、叱られた印象が残りますが、

「寝坊したのね。しっかりしなさい。それにしても、このごろ遅くまで勉強頑張ってるのね。偉いわ。」
の方は、褒められた印象が残ります。

 叱るときは、千石のように
「シンプルなダメ出し」の次にたっぷりの「ヨイ出し」でおねがいします。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 叱られることは、子どもにとって課題が浮き彫りになるよい機会です。
 そして、それを乗り越えることで子どもは成長できます。
 そのためにも、普段から叱ることと褒めることを胸に秘めておきたいものですね。

 みなさんが、叱るときも「はげまし名人」になれますように。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 それにしても王様のレストランは、20年以上も前のドラマなのに色あせないなぁ。
 また、見たくなりました。
 
 あなたの1日にFunタイムを!


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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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