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運動神経がよくなる10の方法~子どもがかしこい身体を手に入れる運動遊び④~

お子さんが豊かなスポーツライフを営んでいくために「かしこい身体」を手に入れる方法をお伝えしています「運動神経がよくなる10の方法」です。

今回紹介するのは、リレー遊びです。

この遊びを通じて、「子どもの成長に合わせて運動遊びを選びましょう」をお伝えしていきます。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

【 前回までのおさらい 】

小学生までに手に入れたい体力は、

「体のかしこさです」
かしこい体は、運動・スポーツのあらゆる場面に対応できるよう巧みな動きで満たされている体のこと。そして、巧みな動きとは、ネットワークが構築され、動作が「自動的にできる状態」になっている動きのことです。
いつでも「パッと体が動いちゃう」という子をイメージしてください。

 そのために…
 
「道しるべ動作」を習得させてあげましょう。
本来は、野山を駆け回ったり、友達とごっこ遊びをしたりする中でじっくりと時間をかけて、様々な動きを体験することで自然と身に付けることができるのですが…
 現代の子にはその条件(空間、時間、仲間)がそろっていません。
 ですから、巧みな動きのベースとなる「道しるべ動作」の習得が大切なのです。
 

 では、本日紹介する「リレー遊び」についてお伝えします。


【 リレー遊び 】
リレー遊び


 運動会の花形競技なので、説明するまでもありませんね。リングやバトンをチームでつなぎながら、勝敗を競う遊びです。
 多くのチームが一斉に行う場合もありますが、2チームや3チームで行う場合もあります。

 コーンや旗を目標に行きつ戻りつする「折り返しリレー」、運動会でみなさんがよく見ているのは「回旋リレー」です。
リレー1
折り返しリレーと、回旋リレーの外に、下のようなリレーもあります。
リレー4
 アコーディオンリレーといいます。
 縦一列に並んだチームの最後尾を回ってからバトンパスをするリレーです。
 走者が回るときは、みんなで列を短くするのがコツです。待っている時もドキドキするリレーです。

 どのリレー遊びでも身に付く道しるべ動作は、
「走る」
という動作です。
 子どもはリレー遊びが大好きです。
 熱中するうちに、走る動作を身に付けることができます。

 でも、それだけじゃあ「もったいない」のです。

 リレー遊びに、味付けをしてみましょう。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

さて、味付けをする上で、注意しなくてはならないのがお子さんの「年齢」です。

子どもは年齢に応じて、できることと、できないことがあります。

ですから、成長合わせた動作を味付けしましょう。

0~2歳は直線発達の時期です。リレー遊びをする時期ではないのですが…いちおう知っておいてください。
「はえば立て…」のことわざどおり、一つの動作を習得してから、次の動作の習得が始まる時期です。それらの動作習得の順序が逆さまになることはありません。「つかまり立ち」を習得してから、「はいはい」ができるようになる子はいませんよね。

3~5歳は、並列発達の時期です。並列で、違う動きを習得し伸びていく時期です。例えば公園に行くと、走り回るだけではなく、鉄棒にぶら下がって遊んだり、ジャングルジムから飛び降りて遊んだりと色々な動きがどんどんできるようになっていく時期です。

6~9歳は、組み合わせ発達の時期です。○○しながら△△する動きをすることができます。
たとえば、助走をつけて幅跳びをしたり、段ボールを次々と走りながら跳び越えたりできるようになります。走りながらボールを投げたり、仲間の場所を見ながら動いたりすることもできるようになるので、ボールを使った遊びにも熱中するようになります。

ですから…
3~5歳は、「シンプル」な動きをたっぷりとできるリレー遊び
6~9歳は、走り「ながら」色々な動きをしなくてはならないリレー遊び
がよいのです。

ということは、3~5歳の子どもたちにピッタリなのは、シンプルな「折り返しリレー」です。
また、2チームや3チームで相手を絞ってあげる方が分かりやすくさらに熱中します。
バトンに気を取られなくてもよいように、リングバトンがよいと思います。

そして、6~9歳は、走りながら〇〇のリレーがおススメです。
例えば、走りながら回る動作を入れてしまいます。
リレー2

その他にも、障害物を跳び越えたりするのもいいとおもいますよ。
リレー3

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 今回は、リレーを取り上げましたが、
3~5歳は、「シンプル」、6~9歳は、「ながら」の法則は変わりません。
色々な場面で試してみるとよいと思います。

 最後に一つお伝えします。
 10~12歳です。この時期は、即座習得可能時期といわれています。読んで字のごとく、「すぐ」「その場で」身に付けられる時期とういうことです。別名「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。この時期は、やればやるだけ、見れば見るだけどんどん動きが増えていく時期です。アスリートの入り口ともいえます。

 でも、気を付けてください。
 ゴールデンエイジは誰にでもやってくるわけではありません。「シンプル」「ながら」という運動経験を経て、かしこい身体を身に付けた子どもたちだけが黄金の時期を迎えることができるのです。
 つまり、この時期になってから運動をたくさんしても遅いのです。

 今回の運動神経がよくなる10の方法は、リレー遊びを通じて「子どもの成長に合わせた運動遊び」についてお伝えしました。

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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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