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夢とは手の届かない星を手にすること

夢とは手の届かない星を手にすること



2020年、東京五輪。日本でのオリンピック開催は冬季長野オリンピック以来、22年ぶり4回目にあたります。楽しみにしている方も多いことでしょう。
5年後に向け、スポーツ界はもう動いています。現在の小学生もその時は既に中学生か高校生。ブラウン管を賑わす存在になってもおかしくない年齢です。
スポーツ界は、将来のアスリート育成に余念が無い様です。ニュースで五輪経験者が小学生を指導している映像を見ました。その中に、「将来は金メダルをとりたい」と答える少年がいました。その願いは、とてつもなくでっかいが、瞳の真剣さに心打たれました。

「君の夢は何だろう?」
お子さんに、尋ねてみてください。

「英語が話せるようになりたい」
「世界一周したい」

「大きな家に住みたい」そういった夢が出てきます。

 それに対して、
「それはただの目標だ。夢というのは手の届かない星を手にすることなんだよ」
と言うのは、島根電工取締役の荒木さんです。


曰く、手の届かない夢とは、昔だったら空を飛ぶこと。空を飛びたいと思ったから飛行機ができたということ。

ちなみに荒木さんの夢は「電気工事をしなくても電気が点くこと」だそうです。つまり、無線で電気が通るようになることです。
そんな島根電工では新入社員に次のように話しているそうです。

キミ達が僕の様な年になった時、
「ウチは何で島根“電工”っていう会社なんですか?」と若い者に聞かれるんだ。そしたらキミは、
「昔はな、照明器具と照明器具の間には電線というものがあってな、その“電線工事”をしてたから島根電工という名前なんだ。」と応える。そういう時代が必ずやってくる。
確かに、一人一人が電話を持つのは、マンガの中だけと思っていました。インターネットで世界中の人とつながれるなんて想像すらできませんでした。そのインターネット。今は、無線でつながっている。


夢とは手の届かない星を手にすること。
星は後ずさりしない。消えることなくずっとそこに居続ける。それに向かって飛び続けることこそが成長であり、生きるということである。荒木さんの言葉は伝えてくれます。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

ソ連の宇宙飛行士ガガーリンが「地球は青かった」という言葉を歴史に残した年、アメリカのケネディ大統領は「アメリカは10年以内に月に人類を送り込む」と宣言しました。
その手の届かない星に応えたのがライス大学です。所有していた広大な敷地を国に寄付したのです。
それが今のNASA宇宙センターです。
この申し出がアポロの偉業への近道となったことは間違いないことでしょう。

このように星という夢を手にするために、大いに影響するのは子どもの周囲のあり方です。
学校も、子どもたちを支える応援団でありたいと願っています。星を見失ったときは、「あっちだよ」と指差せるように。ましてや星を隠す雲にはならぬように。
そして明日もまた来たくなる場であり続ける日々が、星までの大切な一歩一歩であることを決して忘れません。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

もし自分の子が、前述のオリンピックを目指すその少年のように、「お父さん、私は金メダルをとりたい」という夢を語ったら…と考えると、想像ながら返答に詰まる自分がいます。
星を星のままで輝かせるには、周りの大人も努力が必要なようです。「いいね」の一言で、星を闇に葬ってしまうことないよう、その星を受け取るまで親修行を続けようと思います。

(附属札幌小学校 平成26年度学校便り 7号から再発信)
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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