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花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その11~

作文を書く子ども3

 本来、子どもは書くことが嫌いではありません。そのことは断言します。
 僕の出会った子どもたちは、宝物のような文章を書いてくれました。

 取り組むのは、ミニ日記です。その継続が力を付けます。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 さて、11回目の花まる作文です。
 前回に続き、今回も「作文をパワーアップ」していきますよ。

 お子さんの作文がパワーアップすると…
 読み手は喜んでリアクションをします。
 
 すると…
 子どもは、また書こうという気持ちをもつと共に、もっと工夫して文章が面白くなる。

 これが「作文におけるパワーアップサイクル」です。

作文のパワーアップサイクル

 さて今回の作文パワーアップのポイントは…

「出だし1行は教えちゃおう」です。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 僕は、時にテクニックを教えてしまってもよいと思っています。というか、実際に教えてしまっています。

「テクニックを教えるのはよくない(怒り)!」

という方がいると思います。

 技能の指導はせずに、子どもの素直な心情や、感じたままの表現を重視したいと考えている方だと思います。

 僕はその考え方に異論を申し上げるつもりはありません。ただし、そればっかりはよくないと思っているのです。

 原稿用紙の前で「ウーン」ってしかめっ面している子どもがいて、「さあ、自由にキミの心を文章にしてごらん」と言うのは、あまりにもお気の毒だということです。

 だから、たまに出だし1行をこっちが教えちゃうことがあります。

 例えば…
【一文字で表すと】です。


 昨日の一日を一文字で表すと「汗」だ。なぜかというと、野球の練習がめちゃくちゃきつかったからだ。


 という感じにになります。

スケジュール満載だったら「忙」とか「多」、「汗」というようになります。

 なーんにもなくて暇な一日だった時も大丈夫なのがこの書き出しの優れている所です。「無」とか、数字の「0」などになります。そのあと、どのくらい暇だったかを表現するのです。


【?を使ってみよう】です。


 勉強ってなんであるんだろう?
 私ははっきり言って勉強が嫌いです。でも…


 普段から感じている疑問とか、不満を書いていくことになります。


【とにかく音を並べてみよう】


 ギャー
 昨日物置の扉を開けたら、カマドウマがピョーンと飛んできた。私は思わず叫んでしまった。


 音から入るというのは、子どもが使いこなしやすい技術です。音なら何でもいいのです。もちろん言ったことでもいいです。
 こうすると、唐突感がでていい文章に見えるのもポイントです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 書き出し1行を教えてあげるだけで、にこにこして書き始める子を僕は何人も見てきました。

「甘やかすと力が付かないのでは?」
「教わった書き出しばっかり使うのでは?」

 そう心配される方もいるかもしれません。

 大丈夫です。子どものプライドを甘く見ては埋けません。友だちの文を見たり、その書き出しに飽きたりして、ちゃんと違う書き出しをするようになります。

 それに同じ書き出しだとしても、いっぱい書く方がずっと力になると思いませんか?

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

音だけでこんな名作を書いた子どももいます。6年生の男の子の「学力テスト」という文章です。


 チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク。時間が流れる。
 チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク。ふう、やっと一問。
 チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク。また一問。

 チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチク…
 チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチク…

 チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク。
「やめ!」
 やっと学力テストが終わった。



 出だしのテクニックを知れば、こんな名作も生まれるのです。

 お子さんの作文と、あなたの一日がfunタイムになりますように。

     

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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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