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あなたは聞いてる?それとも聴いてる?



 附属札幌小学校4年2組学級通信 16号を再編集し、再発行しています。

 聞くと、聴く、意味の違いについてです。

 家の外で救急車の音に気づいたときに使うのが、「聞く」です。
 一方、泣いている子の理由を尋ねる場合に使うのが、「聴く」ですね。

 人間関係を良好にするには、「聴く」が大事です。そのことをテーマに書きました。

 では、本文をどうぞ。





附属札幌小学校4年2組学級通信 16号
あなたは聞いてる?それとも聴いてる?




 「きく」という行為には、2つの字が使われます。聞と聴です。

 どちらも耳が使われていますが、耳が出ているのと、出ていないのが大きな違いです。

 「聞く」は、普段よく使う方ですね。これは、自然と耳に音が入ってくる様子です。

 ですから、救急車のサイレンが「聞こえる」ならよいのですが、いたずらをした子がお説教を「聞く」となると「真剣にききなさい!」と雷を落とされることになります。

 聞くよりも一歩、積極的な態度で耳を傾ける様子が「聴く」です。

聴くと聞く0

 この字は、すっと立つ人の姿を表す字と、耳という字で形作られています。

 本来は「神のお告げを聞くことのできる能力」を指しています。
【 「常用字解」 白川静 平凡社から引用 】

 そして「聴」の字をよく見ると、

 耳に「十四の心」と書かれています。ここに注目すると、「聴く」は、心を総動員して相手に耳を傾けることを示しているようにも思えます。

 友達が悩みを告げている時に、何かをしているなんてもってのほかです。相手の顔を見つめ「そう、なるほどね」なんてうなずきながら耳を傾けてほしいと思います。

聴くと聞く1

 また、「聴」の字をよく見ると、

 目の字が隠れています。つまり、相手の言葉だけではなく「表情」や「動作」をしっかり見つめ、どんな小さなことも見逃さないという心構えも表しているように思えます。

 友達の言葉は、友達からの情報です。つまり「情のお知らせ」だと思います。

 だから、
 先生は友達の言葉を「きく」時は、心を総動員して相手に耳を傾ける「聴く」姿であってほしいと願っています。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 「聴く」姿は、話す人を安心させます。

 「聴く人」が増えると、話したくなります。自分の思っていることを話すのが楽しくなります。

聴くと聞く3

そして、思いや考えがあふれる「聴くクラス」になります。

先生は、そうなることを願っています。




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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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