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子どもを勇気づける方法 ~はげまし名人 昭和天皇~


 未来は、子ども自身の一歩一歩で切り拓かれます。
 そして、その一歩目は「勇気」です。
 勇気があるから、子どもの「やる気」「本気」「元気」「根気」「活気」が生まれます。

 さあ、今日も「はげまし名人」から子どもを勇気づけるコツを教わりましょう。




私が町の映画館に行ったので、皆、慣れずに緊張したのだろう。
気にしないように。




昭和天皇

 読売新聞「編集手帳」から引きました。

 昭和天皇、皇后がおそろいで銀座を訪れ、映画「ベンハー」を鑑賞されたのは、昭和35年のことです。



 映写機の性能が十分でない当時のことですから、映写中にフィルムが切れることはしばしば。

 この日も、それにもれることなく、3回フィルムが切れたそうです。

 切れたフィルムをつなぐのに約3分。映写技師たちの青ざめる姿が容易に目に浮かびます。


 上の言葉は後日、劇場社長が皇居にお詫びに上がった時のものです。

 この言葉を聞いて救われたのは映写技師、それまで「クビだ!」と罵倒され続けたそうですから…

 「人生で最悪の日。今振り返れば、最高の日…」

 平野技師の言葉は、「気にしないように」の短い言葉が救いになったことを伝えてくれます。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 人は必ず失敗します。

 それは間違いのないことです。

 ましてや子どもは、多くの失敗をします。まるで息をするがごとく数々の失敗を繰り返し、大きくなっていきます。それが子どもの成長というものです。

 では、失敗した時、それを一番重く受け止めているのは誰でしょう。

 それは子ども本人です。

 しかし、周りの方が本人以上に重く受け止め、子どもに厳しく接してしまうことはないでしょうか。

 大きな失敗をした時、厳しく叱責するのは、勇気をくじくことになってしまいます。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 ノーベル経済学賞を受賞したカーネマン教授は、「ファスト&スロー あなたの意志はどのように決まるか?」の中で次のように述べています。



「ほめると次に失敗し、叱ると次に成功する」という観察は正しいけれど、
「ほめると下手になり、叱ると上手くなる」というのは完全な的外れだ。



 子どもは、失敗と成功を繰り返し、成長をしていきます。

 子どもの失敗の後には、必ず成功があるのです。

 つまり失敗と成功を繰り返すから成長するのです。叱るからとは関係ないのです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 はげましの原則は、

 成功した時は細やかに、失敗した時は寛やかに。

 「ゆるやか」の寛の字は、巫女が神に祈っている姿です。寛(くつろ)いだ状態で神意を受ける様子ともいわれています。

 失敗をしてしょげている子には、「気にしないように」と…

 それが一番のはげまし言葉です。
 
 お子さんの未来にFunタイムを!

   
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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