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10秒の愛を贈ろう



 附属札幌小学校 平成25年度学校便り2号を再編集し、再発行しています。

 「子どもを愛する」って?

 「プレゼントを贈ること」「優しくすること」「一緒に遊ぶこと」…

 「勉強を教えてあげること」「話を聞いてあげること」「厳しく叱ること」…子どもを愛するってなんでしょう。

 仲島正教さんは、「10秒」にその答えがあると教えてくれます。


 では、本文をどうぞ。






附属札幌小学校 平成25年度学校便り 2号
10秒の愛を贈ろう


子どもの日

 明日はこどもの日です。
 どこかに出かけるのもよいでしょう。おいしいものを食べるのもいいかもしれません。

 でも、1年に1度の子どもの日ですから、「10秒の愛」を子どもたちに贈りませんか。




たった10秒でいいのです
まず子どもを抱きしめてあげて下さい
たった10秒でいいのです
「早く!」って言う前に待ってあげて下さい
たった10秒でいいのです




兵庫県で21年間小学校教諭を務めた仲島正教さんの言葉です。




子どもって、
忙しい時に限って寄ってきます。
子どもって、なかなかさっとできません。
でも、たった10秒でいいのです




 仲島先生の言葉は、先生自身の苦い経験をもとに生み出されたものだそうです。

 僕自身も、思い当たる失敗です。

 休み時間、どうしても次の時間に返したいプリントの丸付けをしていると、
「先生、体育館で鬼ごっこしよう。」
と子どもが声をかけてきました。

「ごめん、先生、丸付けしてるから行けないよ。」

 しばらくすると、別の子が、
「先生、あのね…。」

「すまん、あとにしてくれる。」
子どもはがっかりしてその場を去っていきました。

 こうして僕の周りから子どもは少しずつ姿を消していったのです。

 丸付けをしなければならないのは事実。でも、

「ごめんな、このプリント次の時間に使いたいんだ。昼休みだったら行くよ。約束げんまんだ。」

と言って指切りしたら、きっと子どもは「いいよ」って笑顔で答えてくれたでしょう。



たった10秒でいいのです
「早く!」って言う前に待ってあげて下さい
たった10秒でいいのです




 子どもが言葉に詰まったら、
「早く言いなさい!」と言う代わりに10秒待つのです。

 きっと子どもは笑顔で答えてくれるはずです。

「オトウサン ネエ アソンデヨ」と言われても、どうしても遊べないときもあるはず。

 そんな時も、一度手を止めて、「日曜日まで待ってくれるかい」の言葉と共に大きな高い高いをしてあげるのです

 たかが10秒、されど10秒
「10秒の愛」は子どもを幸せにするのです

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 5月5日は、子どものための日。子どもたちに10秒の愛を送りませんか。

体育科教育2013.05より引きました。

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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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