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教師が売るものは…



教師が売るものは…


 東京は銀座にある喫茶アメリカンの記事を読みました。厚くてふわふわのパンに、たっぷりの具材を詰め込んで500円ほどで食べられるとあって人気の店だそうです。一番人気はタマゴサンドで、その厚さはなんと12㌢になるそうです。「人を喜ばせるのが好きで、目いっぱいサービスしようとしたらこんな厚さになっちゃって。」と笑うのは店主の原口さんです。

 喫茶アメリカンの店のモットーは

商売とは手間を売ること

 原口さんの年齢は63歳ですが、体はそれを感じさせないほどたくましいそうです。それもそのはず。毎日350個の卵を茹で、皮をむき、つぶす。それを一日10㌔使い切るマヨネーズであえる。タマゴサンド一つとってもこうなのだから、仕込みだけでたくましい身体になってしまうことに思わずうなずいてしまいます。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 先生になりたてのころ、先輩の一言が今でも忘れられません。それは、

子どもが学校にいる間は座ってはいけない

という言葉です。
 学習時間や休み時間に座らないのは当たり前ですが、給食時間も食べ終えると子どもの様子を見回ったり、おかわりの盛り付けをしてあげたりするのです。
 すると、「先生、グリンピースを残さなかったよ」と残さず食べたことを報告してくる子がいます。ご褒美に高い高いをしてあげます。
 先生がおかわりの盛り付けをすると自然と「ありがとう」の言葉が聞こえてきます。

 先輩が伝えたかったのは、「座る時間も惜しんで子どもにたっぷりと関わりなさい」ということだったのだと今になって分かります。
喫茶アメリカンで売っているのは手間でした。では、先生は何を売る商売なのでしょうか。知識でしょうか。愛情でしょうか。いえいえ、先生が売るのは「時間」だと思います。
 自分の時間をすべて子どもに授ける。そんな先生でいたいと思っています。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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