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花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その18~

 作文を書く子5 

 本来、子どもは書くことが嫌いではありません。そのことは断言します。
 僕の出会った子どもたちは、宝物のような文章を書いてくれました。

 前回に引き続き、「誰でも読書感想文で花まるをもらえる方法」です。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 宿題の定番の読書感想文ですが、みなさんは読書感想文にどのような印象を抱いているのでしょうか?苦い思い出をお持ちの方もいるのでしょうね。

 実際、「我が子に教える作文教室」の執筆者である清水義範さんは、著書の中で、


読書感想文は書かせるな 



と言っています。

 はい、たしかにそうです。僕もそう思います。読書感想文を書くのはとても高度なことです。

 しかしながら、やりかたを工夫すれば、1年生でもこのくらいの文を書けるようになります。

 しかも4時間で。

 もちろん、読む時間も含めてです。



   だってだってのおばあさんをよんで

 わたしが、この本でいちばんすきなのは、このせりふです。
「ふん、ふん、ケーキはだいせいこう。これは、大せいこうのにおい。」

 このばめんをよんだとき、わたしは、おばあさんのケーキをわたしもたべてみたいとおもいました。
 このばめんのすごいところは、うちのおばあちゃんはケーキをつくったことすらないのに、このはなしのおばあさんは、つくれるというところです。
 もしわたしがおばあさんだったら、おなじようにはならないとおもいます。
 どうしてかというと、おばあさんみたいにケーキをつくったことがないし、わたしのゆめはケーキやさんになることじゃないからです。
 わたしはこの本をよんで、おばあさんのようにケーキをつくれて、やさしくて、99さいになってもげん気な人になりたいと思いました。



 これは、国語の学習を活用して4時間で書き上げたものです。


 読書感想文は、書き手(相手)の表現から、思い・考えを読み取り、
それに対する自分の気持ちや、思い・考えをきちんと文章に表していくとても高度な活動です。
 
 しかしながら、分かりやすい手立てやゆっくりと手順を踏めば、


最高の「コミュニケーショントレーニング」と「思考トレーニング」


になります。

 しっかりと手順を踏めば、誰でもステキな作文を書くことができることを約束します。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 前回のその17までで、


①本に「付箋を貼り」ながら読み進める。
②本から「付箋をはがし」ながら辞書引きと、好きな場面・セリフの絞り込みをする。



まで、進みました。

今回は、
③「あなうめシートに書き込み」をする。

を説明していきますね。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 では、③の「あなうめシート」に書き込みをすることについて説明していきます。

 あなうめシートは、筑波大学附属小の青木伸生先生の「必ず書ける あなうめ読書感想文」に紹介されています。

あなうめ読書感想文 

 こんな風に、空欄に、本を読んで好きになったセリフや、場面を埋めていくと、知らず知らずのうちに、作文になっていくというものです。

あなうめ読書感想文2

 イメージ的には、「作文版プラモデル」です。

 紙工作は、パーツを作るために、工作用紙を切ったり、色を塗ったりするところから始めますよね。

 また、設計図もありませんから、そこから考えなくてはいけませんよね。

 しかし、プラモデルなら、パーツはもう既に決まっていて、設計図通りに組み立ていけば誰でもできちゃいます。

 そんな感じで、子どもがどんどん自分で進められる優れもののシートなんです。

 今回活用したシートがこれです。

あなうめ読書感想文3

 最初は、理解できない子や、困っている子に関わらなくてはいけませんが、

 2回目からは、どんどん自分で進めていけるようになります。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

「子どもを型にはめていいのか?」

とお叱りを受けそうですが、「たまには」こんなこともしています。


 始めから自分の文体が確立できる人間なんてのはいない。
 いてもよほどの天才だけ。
 最初は誰でも模倣から入るし、執筆活動を続けていく中で
 自分も人生経験を積んだりなんだりしたうえで
 それでも書き続けられるならば善くも悪くも自分の文章が書ける。



 村上春樹さんの言葉です。


 次回で読書感想文が完成します。

 清書です。

 実はこれが重要です。これで作文が嫌いになってしまう子がいるんですよね。

 お子さんの作文と、あなたの一日がfunタイムになりますように。

     

花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その1~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その2~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その3~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その4~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その5~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その6~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その7~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その8~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その9~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その10~
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花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その17~
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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