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約束を守る子を育てる秘訣~631個の湯飲みを作った校長先生から学ぶ~

 あなたの目の前にいるお子さんに、育んでほしい身に付けてほしいことは何ですか?

 元気な子、思いやりのある子、よく考える子…願いは尽きません。

 中には「約束を守る子」を願う方がいると思います。

 約束は、「人と人の間で交わす誓い」ですから、他の生き物にはない、より人間らしい営みと言えるでしょう。

 では、「約束を守る子」を育てるにはどうしたらよいのでしょうか?

 そのヒントを、横浜市の校長先生が教えてくれました。




約束を守る校長

横浜市立北方小学校の角野公利(かくの・きみとし)校長先生は、は毎年、子どもたちと様々な約束を交わしてきました。

そして定年退職をむかえる27年度は、全児童数分の湯飲み631個を製作し、その約束を果たしたのです。

校長先生は、4月の始業式で「全児童の湯飲みを作る」と約束しました。

それからは、ほぼ毎日図工室に通いました。

1個の湯飲みが完成するまでには約1か月かかります。ですから全て完成したのは、期限ぎりぎりの2月だったとのこと。

湯飲みを受け取った子どもの一人はこうインタビューに答えています。
約束を守る校長2
「本当に約束を守る校長先生にびっくりしました。一つも同じものがないことがうれしいです」
「卒業しても湯飲みを見たときに目標に向かってがんばろうと思えそうです」
(2016/03/26 朝日小学生新聞・朝日中高生新聞 猪野元健さんの記事から引きました)




 まったく凄い校長先生です。こんな姿を見ていたら、約束をしっかり守る大人ってカッコいいって思ってしまうでしょうね。

「約束を守る子」を育てる秘訣…簡単なんです!


大人が約束を破らない



だけでいいのです。それを校長先生は教えてくれます。

 しかし、子どもとの約束を「本当に守る」ことは思った以上に難しいことです。

◆ ◇ ◆

「先生明日、鬼ごっこしようよ!」 
                     「いいよ!みんなでしよう」
「先生、約束だよ!」

◆ ◇ ◆

「父ちゃん、日曜トランプしようよ!」 
                     「ああいいさ、負けないぞ!」
「約束だよ、ゆびきりげんまん、嘘ついたら針千本だよ」

◆ ◇ ◆

 親と子、そして先生と子…僕は今まで、多くの約束を交わしたことでしょう。

 そして「忙しいから…」「また今度…」と、多くの約束を破ってきたことでしょう。

 針千本が本当なら、僕の腹には数えきれないほどの針が刺さっているに違いありません。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 大人と大人の約束は、利と利が関係する約束。だから破るのはとても難しいものです。

 一方、大人と子どもの約束に利はありません。

 だからこそ、守られてほしいと切に願います。

 子どもの心は約束を重ねるたびに、約束の価値を定めていくのだから…

 だから、子どもと交わした大人の約束はとても重いのです。




 角野校長は5年前の始業式から毎年、1年間で実践することを子どもたちと約束をしてきました。

 「水泳10万メートルを泳ぐ」「フルートで曲を演奏する」「箱根駅伝と同じ距離を走る」といった約束をどれも一から練習して果たしました。



 子どもは、大人と子どもの約束を交わしながら、大人に向かっていくもの。

 それならば、角野校長先生のように、最高の背中を見せるカッコいい大人でありたいものです。

 あなたの子育て・育児にFunタイムを!
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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