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運動器検診問診票とは?~運動器検診について まとめ1~

 各学校で「運動器検診問診票」が配付されたと思います。

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 教育関係者の方は、もちろん内容を知っていますよね。

 一方で、「何これ?」と思った保護者の方がいたことでしょう。

 そういう方のために、運動器検診についてまとめてみました。



運動器検診問診票とは?~運動器検診について まとめ1

 ◆ どうしてこのような検診が行われるようになったか

 ◆ どうしてこのような検診が行われるようになったか




運動器検診問診票とは?~運動器検診について まとめ2~

 ◆ 子どもたちの中には、ロコモシンドローム予備軍がいる

 ◆ 運動器の機能不全が進むとこんなことが起きる

 ◆ 運動器検診問診票の情報を生かしましょう





◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 それでは、説明していきます。

 そもそも、どうしてこのような検診が行われるようになったかといいますと…


学校保健安全施行規則の一部が改正され、定期健康診断で「四肢の状態」、つまり運動器について調べることが必須となった



 からなのであります。

 さらに、さらに…

 なんで調べなくてはならないかといいますと…


運動・スポーツに関するライフスタイルの2極化が大ピンチ!



 だかからなのであります。

 でました、2極化。体育関係、教育関係者には「常連さん」のキーワードです。

 この言葉を目にするようになって久しいですが、現状はなかなか深刻です。

 どのくらい深刻化をデータで示してみますよ。
 平成27年度の全国体力運動能力運動習慣等調査によりますと、体育学習以外の運動時間が…



中学2年生女子の14パーセントが1週間に1秒も運動をしない


 
 14パーセントですから、7人に1人位ですね。その子が0秒です。

 一方、運動時間数を棒グラフで表すと、何分くらいが頂点を示していたと思いますか?



1000分前後に頂点が見られる
運動器検診



 ということです。

 見事に2極化していますね。

 こんな経緯で、「運動器検診問診票」が配付され、運動器について検診が行われるようになったという訳です。

 身長や体重など、子どもたちの形態に関わる情報だけではなく、

 「骨」「関節」「機能」に関する情報

 が学校で調べられるというわけです。

 学校が、児童・生徒の運動器に関する情報を収集して、対策していこうってことですね。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 ではここからは問診票の、それぞれの項目をいくつか説明していきますね。

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 (2)は、前屈や、体を反らせた時の痛みです。これは、腰椎分離症の異常を調べています。

 (3と4)これは、大腿骨頭すべり症のチェックです。大腿骨のすぐ下にある骨端軟骨のずれが分かります。肥満の子に多く見られる症状です。

 (5と6)野球肘と野球肩になっていると痛みを感じます。ここでひっかかると、野球肘と、野球肩の可能性があるというわけです。

 スポーツ障害に関する項目が多く見られますね。



 痛みまでは至っていなくても…「かたい」という状況にある場合もあると思います。

 そんな時は、怪我がおこりやすくなるなっていますので、注意が必要です。

 たとえば…

 足首が硬いと…足首のねん挫が起きやすくなりますし、

 膝関節や股関節が硬いと…太ももの肉離れがしやすくなります。

 また、腰椎の可動域減少の場合は…腰痛やすべり症になりやすくなります。注意です!


 
 しかしながら…

 この項目…「高齢の方に対する調査じゃないの?」と思ったのは僕だけでしょうか?


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 運動器検診問診票が配付され、運動器検診が進められていくと、運動器の疾患や障害を早く見つけられます。

 また、運動不足の子どもに対しては、ライフスタイルの改善をアドバイスすることができます。

 いずれにしても重要なのは、「学校の役割」でしょう。

 今後は、

 養護教諭を中心として

 保護者、担任、クラブ担当、学校医が連動して動くことが迫られくるでしょう。


 せっかく調べた情報ですから、子どもたちのために有効に使いたいものです。

 それぞれの学校が、創意と工夫溢れる活動が生み出されるといいですね。


 子どもたちのスポーツライフにFunタイムを!

◆ ◇ ◆ その2【子どもたちの中には、ロコモシンドローム予備軍がいる】 ◆ ◇ ◆
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Re: イラストデータ

コメントありがとうございます。
イラストデータの件ですが、札幌市内の小中学校で行っている運動器検診問診票に掲載されています。記事内のものは、それをスキャンした物です。各小学校には、札幌市教育委員会から問診票が配付されましたが、デジタルデータでの配信ではなく、印刷物としての配布です。確かに日本学校保健会の児童生徒等の健康診断マニュアルにはバンザイのイラストは見当たりません。もし、印刷したものでよければ、送ることができると思います。その場合は、メールにてakkinerner@gmail.comまで、連絡を下さい。

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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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