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お話の薬屋~本日は「挑戦するか迷われている方」に処方します~

お話の薬屋3

 こんばんは、お話の薬屋です。
 あなたの心に効くお話を処方します。

 たいていの人はふとした時に、自分の人生の意味を考えてしまうものです。
 そして思いを巡らし、時には戸惑い、悩んでしまいます。

 一方…
 あなたの人生に力を与えてくれるメッセージは、お話となり世界中に存在しています。

 でも、それらのお話は、「真の力」を言葉という箱に閉じこめ、隠しています。

 もし、あなたが心の底から、お話を聞きたいという気持ちを抱き、自分の人生の意味を知りたいという気持ちが重なった時、箱の扉が開きます。

 そして、あなたは大いなる力をお話から受け取るでしょう。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 さて、お客さんがやってきましたよ。

 今日のお客さんは、学生さんです。なんだか迷われているようです。



ずっと願っていたことに挑戦できることになったんだけど…
いざとなると、ちょっと怖くなってしまいました。




 わかりました。
 あなたには、このお話を処方しましょう。

【 画家 】

絵を描く人

 よく晴れた夏の昼下がり、2枚の「紙」が日なたぼっこをしていました。

 1枚は、「白雪さん」と呼ばれていました。白雪さんは、雪のように真っ白なことを自慢に思っていました。

 「私をみてちょうだい」

と白雪さんは、一緒に日なたぼっこをしている友達に言いました。

 「私みたいに真っ白な紙、見たことないと思わない?」

 もう一枚の紙は「曙さん」と呼ばれていました。

 曙さんも驚くほど真っ白で、シミ一つありません。どちらもとても清らかです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 しばらくして2枚の紙はずっと遠くの地平線の上に人影が現れるのを見ました。

 人影はしだいにこちらに近づいてくる様子です。

 「どういう人かしら?」と白雪さんが言いました。

 「何か手に持っているみたいだけど」と曙さんも言いました。

 近づくにつて、その誰かが手に持っているものが見えるようになりました。

 絵筆が数本、それにパレット。その人の目には、夢を見ているような、不思議な輝きがありました。

 「あの人何をしようとしているのかしら?」と白雪さんがつぶやきました。

 「まさか、私たちに絵を描こうっていうんじゃないでしょうね?」

 曙さんは恐ろしそうに身を縮めました。「ええ、描こうとしてるのよ」

 「私はいや、絶対に」と白雪さんがきっぱりと言いました。

 「真っ白な私を汚すなんて、とんでもないことだわ」

 「でも…」曙さんはつぶやきます。

 「あの人、すばらしい画家かもしれないわ。もしからしたら、私たち傑作になるかもしれないのよ」

 「そうとは限らないわ」白雪さんは言います。「あの人、へぼ画家で、めちゃくちゃな絵を描くかもしれないじゃないの」

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 画家が2枚に紙に近づいてきて、自分の夢を描かせてもらえないかと頼みました。

 「お断りします!」と白雪さんは答えました。

 曙さんは言いました。「私はあなたを信頼します。あなたのいいと思われるようになさってください」

 画家は、曙さんの上に素晴らしい絵を描きました。それは世界に二つとない傑作でした。

 その後長いこと、たくさんの人が絵を眺めました。

 白雪さんは、やがて雨風にさらされて見るかげもない紙くずになりました。
(イギリス伝承の話)





 挑戦すべきか、挑戦しないべきか、迷っているのですね。

 汚れずに、紙くずになるか、

 絵筆に身をゆだねて、傑作となるか、

 選ぶのはあなた自身です。

 成功しても、失敗しても、確実に言えることが一つ…

 それは、汚れずに前へは進めないということ。

 そして、あなたの上に何かが描かれるということ。

 「画家」のお話からはそんなメッセージが伝わりませんか?

 このお話の薬が、あなたの心に効くことを願っています。お大事に…

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 今日のお話が、あなたの旅路を慰め、力づけてくれますように。

 あなたの人生にFanタイムを!
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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