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玉乗り~サーカスのクマとピエロは同じだろうか?~

動きのネットワーク~サーカスのクマとピエロは同じだろうか?~


 サーカスのクマは、上手に玉乗りをすることができます。
 また、サーカスのピエロも同様に、上手に玉乗りをすることができます。
 でも、この2者には大きな違いがあります。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 クマなどの動物に芸当を教える時には、その動物が本来持っている動きから、目指す芸当を選び、それに合わせ教えていくそうです。例えば、玉乗りならば丸太や木の枝を渡る動きがそれに当たるのでしょう。
 反対に言えば、クマは「玉乗りができる」が、「綱渡りは難しい」ということです。

 ところが人間は違います。
 玉乗りができるようになったら、玉乗りという行為を身に付けただけではなく、バランスを取る動作や平衡感覚等々を覚えることになります。ですから、玉乗りができるということは、綱渡りや一輪車にも随分と近づいたことになります。人間は一つの動きが他に移ったり、似た動作にコピーされたりするということです。

 中休みで身に付けた鬼ごっこのかわす動きは、バスケットボールやサッカーで必要なフェイントの動作に変わります。
 幅跳びは高跳びに生かされていきますし、鉄棒の足抜き回りは、逆上がりへと進化していきます。
 人間の動きは、それぞれが粒のように点在しているものではありません。それぞれが他の動きへと手を伸ばし、網のようにどんどんと広がっていきます。そしてその網、つまり動きのネットワークが広ければ広いほど、動きを早く覚えることができ、かつ正確に行うことができるのです。

 今週の体育で身に付けた動きは、将来どの動きのネットワークにつながるのでしょうね。

(附属札幌小学校 5年2組学級通信 15号から再発信)
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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