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委員長っぽい人



 附属札幌小学校 5年2組学級通信 7号を再編集し、再発行しています。

 児童委員会の時間では、学校生活をよりよくするように話し合ったり、仕事をしたりします。

 しかしながら評価の対象になりやすいのは、話し合いや仕事の結果である当番活動やイベントの出来栄えです。ですから、子どもにとってはこの「アウトプット=委員会である」と考えてしまうわけです。

 となると…委員会のリーダーである委員長は、
 話し合いを円滑に進め、
 アイデアをバリバリと出して、
 当番活動やイベントを成功に導く子が、委員長になるべきだ!と考えてしまうわけです。

 委員会の価値は…
 
 話し合ったり、仕事をしたりしながら、仲間と協力するという「体験そのもの」にもあるのですが、

 なかなかその価値は子どもたちに見えないものです。


 では、本文をどうぞ。








附属札幌小学校  5年2組学級通信 7号
委員長っぽい人






 学校の花壇に目を向けると、チューリップやスイセンの芽が少しずつ伸びてきました。

 春ですね。

 春は、委員会等、組織が再編成される時期なので、いろいろなリーダーを決める機会が多くあります。

 ですから、春は「チャレンジの季節」だといえます。




 委員長を決める時、ウサ君のクラスでは、なかなか決まりません。

 ウサ君をはじめとして、多くの子どもが「僕は委員長っぽくない」と思っているからです。

 そんな学級のみんなに先生は話します。

 
委員長っぽい人




 委員長っていうのは、

 「おい、やるぞ!」なんて仲間を【ぐいぐい】と引っ張っていくことができる人や、

 一人でなんでも【てきぱき】できる人がなるよりも、










委員長っぽい人2 





 仲間の前に立ったら、どうしていいかわからなくなって【おろおろ】したり、


 友達の助けを借りないと何もできなくて【まごまご】したりしている人がなるべきだと思うのです。












委員長っぽい人3







    先生みたいに【ぺらぺら】人前で話せるひとよりも、

 どうしたらいいか考えすぎて【…】となっちゃうくらいがいい。

 
















委員長っぽい人4 






ましてや【がんがん】と人に命令する人は、

なるべきではない。





委員長っぽい人5  









   失敗しない人ではなく、失敗した時【がっくり】する人がいい。

 なんでも知っている人ではなく、知らなくてむしろ【わくわく】している人がいい。






 
 そうなると委員長っぽい人っていうのは、

 自分で委員長っぽくないって思っている人の方が向いていたりするし、

 だれしもが委員長っぽいってことになるのです。








 花壇のチューリップの芽のように、

 ウサ君の心にも、「挑戦してみようかな」という気持ちがニョキニョキと伸びてきました。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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