FC2ブログ

記事一覧

組体操は変われるのかⅢ 組立体操における5つのそれダメ!

組体操4


 道外はまだ先の話でしょうが、北海道は春に運動会が行われる場合が多いと思います。

 運動会に「組体操」を行う予定の学校のみなさんは、既に練習が始まっていることと思います。

 前回は、日本大学名誉教授の濱田靖一教授の「イラストでみる 組体操・組立体操」の中から、組体操のいくつかの文章や技を抜粋し、紹介しました。

イラストで見る組体操組立体操

 今回は、「組立体操」に焦点を当てて紹介したいと思います。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 「イラストでみる 組体操・組立体操」のはじめに、次のように書かれています。



【 はじめにから 】

 日本では組体操も組立体操も、まったく同じものとして考えたり、行ったりしている人もいるようです。しかし、もともとこの二つの運動は、性格もねらいも異なるジャンルの運動です。




 組体操

 このピラミッドは、「組立体操」の代表的な技です。

 前回紹介した「組体操」が動的であり、筋力だけにとどまらず、瞬発力、体の巧みさ、リズム、タイミング等、総合的な力を要求されるのに対して、
(組体操については、「組体操は変われるのかⅡ」を是非ご覧ください)

「組立体操」は一定のポジションと、ポーズ保持する静的な美しさを見せる場合が多く、バランスの能力や、筋力を要求されます。

 組立体操について濱田靖一教授は次のように記述しています。



【 組立体操の出発点 】

 みんなで共有する空間を美しいものにしようという気持ちや、全体の中で自分の個性を生かそうという気持ちはみんながもっているであろう。私はそのような芽生えを体育、特に体操の中で大事にしたいと思う。そして、この考え方を1つのレールに乗せて発展させたものが、組立体操という領域であると考えたい。




 組立体操=ピラミッドとタワー

 組立体操=高さ とならないようにしたいものです。

 組立体操にて表現すべきは、技の難易度ではなく、健康な子どもの肉体を上手に組み合わせたり、積み上げたりしながら、身体による造形の美しさなのです。

 それを存分に発揮できる運動会でありたいものです。

 また、濱田先生は、組立体操の取組を通じて、自己の体力、約束と責任、共同と協調を学ぶことができると伝えています。



組体操の練習
  適材適所の実際を体験し、意図した表現に必要な体力を知るであろう。また、約束や責任を守らねば成り立たないこと、共同や協調がどんなものであるかを知ることができると思う。



 組立体操の価値は、運動会当日の充実感や達成感に焦点が当てられがちですが、

 それに至る取組の中でも子どもが獲得していけるものがたくさんありそうです。

◆ ◇ ◆

 「イラストで見る 組体操・組立体操」では、

組立体操を行うにあたっての「やってはいけないこと」も掲載されています。

組立体操における5つのそれダメ!


服を握ったらダメ!
組体操_それダメ (5)
 衣服だけをにぎってはいけません。どうしても必要な時は、衣服と体の両方を握りましょう。



ドスンドスン登ってはダメ!
組体操_それダメ (4)
 階段を上るようにドスンドスンと登ってはいけません。体全体で静かに乗ること。



猫背はダメ!
組体操_それダメ (3)
 猫背は滑り落ちやすくなります。背中を伸ばしましょう。



柱の無い所に乗ったらダメ!
組体操_それダメ (2)
 肩や腰など柱があるところに乗ります。背中の中心など、下に柱が無い所には足や手を乗せません。



重心から離れたところに乗ったらダメ!
組体操_それダメ (1)
 できるだけ、下の人の重心線の近くに乗りましょう。この場合でしたら、肩ではなく、首の付け根に乗ります。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 今回は組立体操に焦点を当て、日本大学名誉教授の濱田靖一教授の「イラストでみる 組体操・組立体操」の中から、いくつかの文章を抜粋し、紹介しました。

 この本には、「組体操」「組立体操」共に、たくさんの技が載っています。また、指導の方法等詳しく説明されています。

運動会まであと1か月を切っている学校もあることでしょう。ご苦労様です。
 
 安全に十分留意して、子どもたちが「またやりたい!」と思う「組体操・組立体操」の演技の計画と実施をお願いします。

 あなたの学校と子どもたちの運動会にfunタイムを!

  

  

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

ファンタイムへのアクセス数