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組体操は変われるのかⅣ 作文的に作品を作るというアイデア

組体操10

 道外はまだ先の話でしょうが、北海道は春に運動会が行われる場合が多いと思います。

 運動会に「組体操」を行う予定の学校のみなさんは、既に練習が始まっていることと思います。

 そこで…

 日本大学名誉教授の濱田靖一教授の「イラストでみる 組体操・組立体操」の中から、組体操のいくつかの文章や技を抜粋し、紹介しています。

イラストで見る組体操組立体操

 今回も、「組立体操の作品作りのアイデア」に焦点を当てて紹介したいと思います。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 「イラストでみる 組体操・組立体操」には次のような一文があります。



【 組立体操構想の手がかり 】

 実施者の体力や技術を十分考慮しなければならないが、ひとまずははじめてから検討して交換補充、補助の仕方などを考え修正していくのがよい。



組体操11

 隙のない作品は、人を圧倒させ、感動させる力を持つものです。しかし…

 教師が全てを構想し、それを教え込むというスタイルよりも、

 暫定的な作品を子どもたちに提示し、仲間どうして「こうしたほうがよい」「こっちのほうがいいのではないか」と相談しながら作品を育て上げていく方がよいというのです。

 そんな、練習と相談と共に作品が高まっていく手法として、濱田靖一教授が紹介しているのが、



 作文的な方法である。
すなわち、自分の知っている単語や語句を使って意図する文を作成するような方法である。
 この場合、さしずめ単語は組立に必要な身体のポーズで、語句は2人か3人の単位の組立に相当し、できあがった文は組立体操に相当するわけである。




組体操3

 ただ、単語(技)を並べるよりも、中心(代表的な技)をもち、これらを支える部分(小さな技)が関連し、心地良いリズムをもちながら表現するという訳です。

 このような作文的な組立体操の場合、



単語…個人のポーズ
組体操_単語



語句…2人、3人位の組立の技
組体操_語句1



助詞…ポーズとポーズ、組立の技と技をつなぐ、補助する役目
組体操_助詞



 これらを上手に組み合わせ、文章を創り上げていくのです。

◆ ◇ ◆

 文章にもいろいろあります。

 俳句のように短いもの。

 詩のように、自由なリズムなもの。

 小説のように長いもの。

 子どもの力量、人数、体力に合わせて、

 それぞれの子どもの力が最大限に発揮されるように、文章(組立体操の作品)を生み出していくのです。

◆ ◇ ◆

 例えば、

 これは、語句(ポーズ)を組み合わせた単語である組立体操の技です。
組体操_語句1

 これも、語句です。
組体操_語句2

 そこに、助詞を加えると、こうなる。
組体操_文章1

 ほら、ぐっと良くなりましたね。

 これが組立体操における文章です。

組体操_文章2

 高さがなくても、

 難易度がなくても、

 感動は得られます。

 いや、この方法で得られるのは、教え込んだ時には得られない、

 仲間どうして作り上げた喜びでしょう。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 今回は組立体操に焦点を当て、日本大学名誉教授の濱田靖一教授の「イラストでみる 組体操・組立体操」の中から、いくつかの文章を抜粋し、紹介しました。

 この本には、「組体操」「組立体操」共に、たくさんの技が載っています。また、指導の方法等詳しく説明されています。

運動会まであと1か月を切っている学校もあることでしょう。ご苦労様です。
 
 安全に十分留意して、子どもたちが「またやりたい!」と思う「組体操・組立体操」の演技の計画と実施をお願いします。

 あなたの学校と子どもたちの運動会にfunタイムを!




  

  

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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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