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お話の薬屋~本日は「困っている誰かのために力を尽くしたい方」に処方します~

お話の薬屋5

 こんばんは、お話の薬屋です。
 あなたの心に効くお話を処方します。

 たいていの人はふとした時に、自分の人生の意味を考えてしまうものです。
 そして思いを巡らし、時には戸惑い、悩んでしまいます。

 一方…
 あなたの人生に力を与えてくれるメッセージは、お話となり世界中に存在しています。

 でも、それらのお話は、「真の力」を言葉という箱に閉じこめ、隠しています。

 もし、あなたが心の底から、お話を聞きたいという気持ちを抱き、自分の人生の意味を知りたいという気持ちが重なった時、箱の扉が開きます。

 そして、あなたは大いなる力をお話から受け取るでしょう。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 さて、お客さんがやってきましたよ。

 今日のお客さんは、お年を召した女性の方ですね。

 一見、悩んでいる様子には見えませんが…。

 どうしたのでしょう?



世の中には、困っている人がたくさんいます。
私に何かできることはないかと考えているのですが、
答えが見つかりません。




 わかりました。
 あなたには、このお話を処方しましょう。

【 めぐる金貨 】

手のひらと金貨

 「賢いおじいさん」が金貨を一枚、持っていました。

 ある日、おじいさんはこの金貨に見入りながらつぶやきました。

「私がこの美しさに見とれていても何もならない。他の人も、この喜びを味わってほしい」

 おじいさんは、この金貨を通りかかった子どもに与えました。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 子どもは自分の幸運が信じられませんでした。

 子どもは金貨に見とれました。

 見とれているうちに考えたのです。「この金貨、お母さんにあげよう。」

「だって、お母さんは欲しいものが買えずにいるんだもの」


 お母さんは、金貨をもらって、もちろん大喜びしました。これで欲しいものが買えます。

 「一番先に何を買いましょうか?」お母さんが考え込んでいると、ドアを叩く音がしました。

 そこには、貧しい男が立っていました。

「かわいそうな人!」お母さんは思いました。

「私たちはなんとか暮らしていけるけど、この人は何一つ持っていないわ」

 お母さんは、金貨を貧しい男に与えました。

 貧しい男はびっくりして一言も話せませんでした。

 金貨一枚があれば、1か月の間、食べ物が買えます。

◆ ◇ ◆

 貧しい男が寝床にしている暗い地下道に戻ると、初めて見る顔に出会いました。

 男同様に貧しいのはもちろん、目が見えず、体が不自由な様子です。

 施しを求めに外に出かけることもできないようです。

 貧しい男は思いました。

「俺より、もっと困っているようだな」

 彼は目の見えない貧しい男の手のひらに金貨を握らせました。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 ある夜、「賢いおじいさん」は暗い地下道を歩いていると、目の見えない、足の不自由な貧しい男に出会いました。

 おじいさんは足を止め、その男と立ち話をしました。

 貧しい男は、自分に心を止めてくれたことをとてもうれしく思いました。

 賢いおじいさんは、貧しい男の肩に腕を回しながら言いました。

「あいにく、わしはキミにあげる物を何も持っていない。だから、私の友情を受け取ってほしい」

 貧しい男はうれしさのあまり涙を流しました。

 「この温かい気持ちにどうしたら感謝を示せるだろうか?」

 まるで暗い夜が輝かしい曙に変わったようでした。

 貧しい男は、震える手でポケットから金貨を取り出して賢いおじいさんに渡しました。

(出典不詳)





 この話の中で、金貨は一度も使われることなく、

 人々の心の中を温かく、そして豊かに変えていきました。


 遠くの困っている人を助けるための方法は、

 金貨を使うことではなく、金貨を渡すことにあるようです。

 そして、その金貨はもうあなたのポケットの中に入っていますよ。



 「 めぐる金貨 」のお話からはそんなメッセージが伝わりませんか?

 このお話の薬が、あなたの心に効くことを願っています。お大事に…

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 今日のお話が、あなたの旅路を慰め、力づけてくれますように。

 あなたの人生にFanタイムを!
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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