FC2ブログ

記事一覧

ドリームサポーターになる

ドリームサポーターになる



日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が3月5日、小学生の「将来なりたい職業」ランキングを発表しました。
男子は、「サッカー選手」、女子は、「医師」が1位となりました。

 もし、あなたがお子さんにこう告げられたとしたら、どう返答しますか。

「ねえ、お父さん…僕将来、サッカー選手になりたい。」

 お子さんが、5才だったら、
 お子さんが、小学校6年生だったら、
 お子さんが、中学校3年生だったら、
 お子さんが、高校生だったら、

 お子さんが小さいうちは、「がんばってね」「きっとできるよ」というような返答をすることでしょうね。そして、大きな夢をもっていることに喜びを感じるかもしれません。
一方、中学生以上になるとどうでしょう…。

 脳科学者の苫米地英人先生は、著書の中で「ドリームキラー」という言葉を使用しています。お分かりだと思いますが、子どもの夢を潰してしまう周りの存在のことです。子どもたちにとって誰よりも味方になってほしい両親や、先生が子どもの夢を破壊する存在になっているというのです。

 夢は叶わないと知ることが、大人への入り口

 岩崎由純さんの著書「こどものココロを育てるコミュニケーション術」の中で、多くの親が陥りがちな勘違いについて指摘しています。
「夢は叶わないと知ることが、大人への入り口」という勘違いが、「私の子が、そんな大それた夢をかなえられるとは思えない」等の想いを生むそうです。そして、それを口にはせずとも、その想いが言葉に宿り、行動に映し出されるのだそうです。
こうした行動には3つのパターンがあるそうです。

自分の夢を子どもに託すために、子ども自身の夢を否定するパターン

子どもの夢を理解しているように見えるが、実は親の満足の道具になっているパターン

自分に才能がないことを理由に、子どもにも才能がないと決めつけるパターン


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 現実を見ることはとても大切です。そこに異論はありません。
 大きな夢と現実の間を「成功」と「失敗」という経験を繰り返しながら進んでいくのが大人になるということだと思います。そして、大きな夢と現実を結ぶ直線状のどこかに、自分なりの着地点を決め落ち着くのが人生なのではないでしょうか。
 それは、現実に従うということとはずいぶん違います。

 心理学の世界では、親や先生が期待を込めて教えることでよい成果が現れることをピグマリオン効果というそうです。反対に心が伴わない指導により成果が現れないことをゴーレム効果というそうです。誕生から巣立ちまで、長い時間を寄り添う親や先生ならば、子どもの夢に寄り添う大人、ドリームサポーターでありたいものです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 シドニーオリンピックで銅メダルを獲得した岡本依子選手は、テコンドーを始めたのは、なんと21歳の時だそうです。
 サッカーの三浦和良選手は、最年長ゴール記録を48歳4か月2日に更新しました。
 なでしこジャパンの川澄奈穂美は、「自分は高校時代、声も掛からなかった」とインタビューに答えています。
 プロ野球最年長49歳の、中日の山本昌投手は、64年ぶりに最年長出場・最年長勝利記録を更新し、海外メディアでも大きく取り上げられました。

 人生は何が起きるかわかりません。ましてや自分の子どもや、学級の子どもに何が起きるかなんてわかるわけがありません。
 だからこそ、ドリームキラーにはなりません。
 ドリームサポーターになりたいものです。
スポンサーサイト



コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: サポーターになりたい

すばらしい息子さんですね。まだ幼い心で人生の大きな決断をしたのですから。人生は決断が先です。決断をしつこいくらいにあきらめなかったら、環境が後から追いついてきます。励ましてあげてください。附属札幌小学校の保護者のみなさんにこのブログを読んでいただいているなんて感動です。もっといい記事が書けるように精進します。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

ファンタイムへのアクセス数