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とりあえず○○としてみる~ヨーグルト丼から学ぶこと~

とりあえず○○としてみる~ヨーグルト丼から学ぶこと~


 インターネット上で「ヨーグルト丼」なるものを発見しました。「あの酸っぱいヨーグルトがどんぶりに!」と目が点になったのですが、思わず引きつけられてしまいました。繰り返しますが、ヨーグルト丼です。ヨーグルト風のソースがかかったとか、ヨーグルトにつけ込んだ具材がのっているということではありません。あの白くて、酸っぱくて、どろどろしたヨーグルトが、そのまま温かいご飯にかかっているのです。

 というわけでさっそく作ってみました。
ヨーグルト丼
 醤油をひと回しして、スプーンですくってみたのですが、全然気が進みません。勇気を出して一口。うん、やっぱりご飯とヨーグルトです。 あまりおいしいとは思えません。

 ところで、日本では甘いものというイメージのヨーグルト。デザートやお菓子でおなじみですが、日本以外ではおかずとして登場したり、ご飯にかけて食べたりするのは珍しくないとか。元琴欧洲さんの故郷でもあるブルガリアでは、ご飯は甘酸っぱいヨーグルトに付けて食べる習慣があるそうです。
 ですから、関取時代は、日本人の塩辛いおかずでご飯を食べる習慣になじめず苦労したそうです。われわれと全く反対ですね。

 だから、このヨーグルト丼もおいしいに決まっている。
 「とりあえず、この味はおいしいとする。」「おいしいに違いない。」
 そう思ってもう一口食べました。

 すると、どうでしょう。さきほどよりもおいしく感じます。言われてみれば、クリームチーズに似た酸味とコクです。卵黄や醤油との相性も悪くありません。
 結局、残さずぺろりと食べてしまいました。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 「馴染めない」「ついていけない」

最近は、中退や退学をする若者が増えているそうです。研究機関によると、年間11万人以上が大学や専門学校を中退しているそうです。その理由の多くが「馴染めない」「ついていけない」ということだそうです。
 また、世界では価値観の違いによる紛争やトラブルは後を絶ちません。学校で起きるいじめも、価値観のすれ違いが一因だと思います。

 自分が理解できないということは、自分の中にその価値を認める知識の枠組みがないということです。そこでそれを「悪いもの」や「とるにたらないもの」として目の前から排除してしまう場合があります。それが学生の離脱であり、紛争でありいじめとなるのでしょう。

 でも、ヨーグルトの例のように「どっちも○」という例はたくさんあります。だから、「とりあえず○○」と仮に認め、改めてその価値を体験してしまう事で、その枠組みの存在に気付くことが大切です。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 子どもは、日々様々な体験をし、そこから価値を吸収していきます。それが学びです。ですから、価値のない体験はないと言えます。ただし、「価値がない」と決めつけ避けて通っている体験はたくさんあるでしょう。もったいないことです。

 夏休みは様々な人との出会い、多くの物や出来事に遭遇するチャンスにあふれています。まさに体験の宝庫ですね。
 「とりあえず○○としてみる。」この呪文で、あらゆる体験を学びに変える夏になるといいですね。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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