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DoからBeへ、YouからIへ~褒め上手になろう②~

DoからBeへ、YouからIへ~褒め上手になろう②~



 子どもの不適切な側面に対応する「ダメ出し」ではなく、適切な面に着目し子どもを勇気づける「ヨイ出し」を前回(ダメ出しってダメじゃないですか?~褒め上手になろう①~)紹介しました。
 今回は、ヨイ出しの具体的方法に迫っていきたいと思います。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 前回も言いましたが、お子さんの行動のほとんどが適切な行動です。朝起きる、おはようと言う、顔を洗う、ご飯を食べる、歯を磨く、学校に行く、授業を受ける等々…。ただしこれらの行動は、あたりまえすぎて目立たないことが特徴でした。だから、際立って目立つ「ダメ」な所に口を出してしまうのでしょうね。

 褒めるというのは、基本的に「成果や結果」に対して承認の言葉を投げかけることです。これが唯一のバリエーションになってしまってはキツイと思います。成果や結果は、多くの目立たない努力の上に成り立っているので、滅多にないのが当たり前なのです。ですから…


 「褒める」意味の枠組みを変えましょう


 そのヒントとなるエピソードを二つ紹介します。

 一つ目は、元早稲田大学監督、現トップリーグヤマハ発動機ジュビロの清宮克幸監督のエピソードです。清宮監督はとにかく頻繁に選手に声をかけるそうです。チームの勝敗を左右する1軍の選手はもちろん、2軍、3軍にいたるまでよく声をかけるそうです。
 この結果チームは一体感を得て、早稲田大学を、関東大学対抗戦全勝優勝、全国大学選手権優勝に導きました。

 次は、シドニーオリンピックで日本のソフトボールチームを銀メダルに導いた宇津木妙子監督です。テレビ等で試合やチームの様子がよく放映されていたので、その明るく元気な一体感を覚えている方も多いのではないでしょうか。監督が合宿で必ずすることがあるそうです。それは、一番風呂です。
 監督は、合宿になると一番先に風呂に入り、後から入ってくる選手に声をかけるそうです。「今日はどうだった?」「最近どう?」といった具合に全員に声をかけるのだそうです。
 
 二つのエピソードが教えてくれているのは、「頻繁な声掛け」=「褒める」ということです。成果や結果に関わらず、チームのトップにいる人に「キミはこのチームの大切な一員だ」というメッセージを投げかけられると選手は安心感を得るのです。
そうなると、選手は練習や試合に集中できます。だって「監督に認められてなければ」なんてことに気を使うことは一切ないのですから。だから成果や結果が出るのです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 成果や結果(Do)を唯一の褒めの源とせず、お子さんの存在そのもの(Be)にまで広げましょう。そうすれば褒めの源泉は無限に広がります。これがヨイ出しのコツです。
 そしてヨイ出しの味付けは、言葉をYouからIへ変換することです。例えば…

朝早く起きたら…「早起きだね。お父さんが小さいころは寝坊ばっかりだったな。」
ラジオ体操に行くときは…「5日も続いているね、根気強いなぁ。」


といった具合にその言葉が長く相手の心に留まるように心がけてください。根拠はありませんが、自分の行動が相手に影響を与えていると感じることは、長く心に残るようです。子どもに限らず人は、だれかの心に自分の居場所があるかを探しているものです。是非試してみてください。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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