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お話の薬屋~本日は「頑張っても頑張っても成果が上がらない方」に処方します~

お話の薬屋8

 こんばんは、お話の薬屋です。
 あなたの心に効くお話を処方します。

 たいていの人はふとした時に、自分の人生の意味を考えてしまうものです。
 そして思いを巡らし、時には戸惑い、悩んでしまいます。

 一方…
 あなたの人生に力を与えてくれるメッセージは、お話となり世界中に存在しています。

 でも、それらのお話は、「真の力」を言葉という箱に閉じこめ、隠しています。

 もし、あなたが心の底から、お話を聞きたいという気持ちを抱き、自分の人生の意味を知りたいという気持ちが重なった時、箱の扉が開きます。

 そして、あなたは大いなる力をお話から受け取るでしょう。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 さて、お客さんがやってきましたよ。

 あらあら、ずいぶんどくたびれた様子ですね。

 どうしたのでしょう?



頑張っても、頑張っても成果が出ません。
寝る間を惜しんで、ベストを尽くしているのに。
納得ができません。




 わかりました。
 あなたには、このお話を処方しましょう。




【 頑張る木こり 】
斧

 昔々、ひとりの木こりが材木屋に仕事探しに行った。

 給金はよく、仕事の条件もさらによかったので、木こりはそこでしっかり役にたとうと決心した。

 最初の日、親方の所に挨拶に向かうと、親方は斧を一本手渡して森の一角を割り当てた。

 男はやる気満々で森に向かい、その日一日で18本の木を切り倒したのだった。

「よくやったな」親方は言った。「この調子で頼むぞ」

 その言葉に励まされて、翌日はもっと頑張ろうと早めに床に入った。

◆ ◇ ◆

 翌朝は誰よりも早く起きて森に向かった。

 ところがその日は努力も虚しく15本が精いっぱいだった。

「疲れているに違いない」そう考えた木こりはその日、日暮れとともに寝ることにした。

◆ ◇ ◆

 夜明けがくると、18本の記録を超えてやるぞ、と心に決めて床を出た。

 ところが、その日は18本どころか、その半分も切り倒せなかった。

 次の日は、7本、そのまた次の日は5本、そして最後には夕方になっても2本目の木と格闘していた。

◆ ◇ ◆

 なんといわれるだろうとびくびくしながらも、木こりは親方に正直に報告して、これでも力の限りやっていると誓った。

 親方は彼にこう尋ねた。

「最後に斧を研いだのはいつだ?」

 木こりは答えました。

「斧を研ぐ?研いでいる時間はありませんでした。木を切るのに精いっぱいです」

(ホルヘ・ブカイ「寓話セラピー」から)





 頑張れば、頑張るだけ成果が上がればよいのですが、

 そうもいかないのがこの世の常です。

 あなたにとっての「斧を研ぐ」ということは、どういうことか考えてみるとよいでしょう。

 興味のあることに時間を費やすことですか?

 家族との時間を大切にすることでしょうか?

 新しい経験をすることでしょうか?

 とにかく、「斧を研ぐ」時間を意図的に設けてみてはどうでしょう。


 今やどこの家庭にもあるでしょうポスト・イットノートですが、

「よくつくけど、すぐ剥がれる」という失敗作の糊がアイデアの素になり生まれたのは有名な話です。

 しかしながらこの失敗作、すぐにポスト・イットに結びついたわけではないんですよ。

 10年以上の長い年月を経て、販売に至りました。

 その陰の立役者が「15パーセントカルチャー」です。

 ポスト・イットの製造元、3Mには「15パーセントカルチャー」という不文律があるそうで、

 執務時間の15%を自分の好きな研究に使ってもよいのです。

 この不文律のおかげで、よくつくけど、すぐ剥がれるという奇妙な接着剤の開発者であるシルバーは、勤務時間を使って堂々と「今は、役に立たない」接着剤の研究を進めたのです。

 その成果が、世界中に広がり、みなさんのご家庭に付箋メモとして存在しているわけです。


 木を切る時間を無理にでも割いて、斧を研ぐ時間を設ければ、きっと成果が上がりますよ。


 「 頑張る木こり 」のお話からはそんなメッセージが伝わりませんか?

 このお話の薬が、あなたの心に効くことを願っています。お大事に…

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 今日のお話が、あなたの旅路を慰め、力づけてくれますように。

 あなたの人生にFanタイムを!
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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