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よく見よう、最高の一言を贈ろう~褒め上手になろう③~

よく見よう、そして最高の一言を贈ろう~褒め上手になろう③~



 過去に担任していた子の保護者に教えていただいたことがあります。

「ママは、私のことを本気で褒めてくれたことは一度もない!それに比べて先生は、どんな小さなこととでも見つけてほめてくれる。」

と、泣きながら訴えられたことがあるそうです。親子喧嘩の中の一言だったそうです。
 ずいぶん昔の話ですが、教師としてとてうれしく思うと共に、母親の言葉と、僕の言葉の「違いはいったい何なんだろう?」思ったことを今でも覚えています。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 トミー・ラソーダ元監督をご存知の方は多いことでしょう。野茂英雄選手が初めて大リーグに挑戦した時の監督です。
 ラソーダ監督は言います。褒めるということは、美辞麗句を投げかけることを言うことではないと。



褒めるということは、相手が心から欲しいと思う言葉を贈ること


 例えば、選手がヒットを打ったとします。
「キミは天才だ!」という言葉に、選手は顔色一つ変えなかったとします。

すると監督は、
「よくあの低めのスライダーに軸をぶらさず振りぬいたな。」
と言い回しを少し変えるそうです。
すると、選手がほんのちょっぴり笑みをもらす。すると監督は「これだ!」と思うそうです。
この選手は、「難しい球にもかかわらず打ったことを見抜いて欲しかった」というわけです。

 ラソーダ監督のエピソードは、褒めるということは、相手が心から欲しいと思う言葉を贈ることだということを教えてくれます。

 冒頭に僕の学級の子ども達とは、本当にたくさんの話をしたのを覚えています。学習中はもちろん、休み時間にもたくさん遊びました。そうした中で、自然と子どもが欲する言葉が生まれてきたのかもしれませんね。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 お子さんが聞きたい言葉は何でしょうか?
 そのためには、お子さんのことを穴があくくらいよく見て下さい。

 一番お気に入りのTシャツは何でしょう?
 どんなジャンルの本が好きですか?
 昨日は学校で何をしていましたか?


 とにかくよく見て「これだ」と思う一言を見つけ、伝えてください。
 その一言がお子さんの新しい扉を開く言葉になるかもしれません。
 そうすれば、その一言は単なる言葉を超え、最高の贈り物になるはずです。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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