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教育のユニバーサルデザイン化~できるだけ多くの先生もできるということ~

教育のユニバーサルデザイン化~できるだけ多くの先生もできるということ~



 突然ですが、トイレの写真です。ショッピングモールで見つけました。
 この中に、ユニバーサルデザインの考えに基づく仕組みがあるのですが、お気づきでしょうか。
ユニバーサルデザイントイレ


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 水を流すレバーが、その部分に当たります。
 一見、単に棒を長く伸ばして丸い持ち手を付けただけです。
 しかし、使用してみると実にいいんですね。ほとんど力が要りません。たぶん、未就学の子どもでも、お年寄りの方でも楽に使用できると思います。
 それが「棒を伸ばすこと」と「持ち手を付けること」で実現できているんですね。

 ところで、ユニバーサルデザインとは、


 ユニバーサルデザイン(Universal Design、UD)とは、文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができる施設・製品・情報の設計(デザイン)をいう。


 『できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザイン』にすることです。

 教育の世界でも、ユニバーサルデザイン化が求められています。
 ハンディキャップがある子はもちろんのこと、能力にかかわらず、できるだけ多くの子が分かりやすく、幸せに学ぶことができるということです。

 それは、できるだけ多くの子が興味をもつことができ
 できるだけ多くの子が考えることができ
 できるだけ多くの子が表現できることができ
 できるだけ多くの子が分かることができる学びということでしょう。


 ここに是非、一つ加えてほしい重要な要件があります。それは、

 できるだけ多くの先生もできるということです。


 どんなに優れていて、間違いのないユニバーサルデザイン化の理論や、手立てがあったとしても、それが子どもの目の前に実践され、かつ継続されなくては困ります。
 そのためには、この要件が重要です。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 この要件を実現するためにはどうしたらよいのでしょうか。
 そのカギは、トイレの写真に隠れています。
 このトイレは、ほとんど力が要りません。ただ、「棒を伸ばすこと」と「持ち手を付けること」ということだけで。そんな理論や手立てを探していきたいものです。
 
 信州大学の渡辺敏明先生は、子どもに巧みさを身に付けさせ、スポーツの楽しさを教える「運動遊び」の第一人者です。渡辺先生は子どもたちに、スーパーなどのレジ袋に新聞紙を詰め込んだ「ゴミゴミボール」でキャッチボールやキックパスの遊びをさせます。
ゴミゴミボール 
ゴミゴミボール2 

 これは、まだボールの早い動きにはついていけない子どもに、ボールを扱う身のこなしを育むためです。まさに、ユニバーサルデザイン化ですね。しかも、レジ袋はどこにでもあります。もちろん新聞紙も。

また、ボールを扱う手先、指先の巧みさを養うためには、写真のようなボールを使います。
デコレーションボール 
 当たっても全く痛くありません。思いっきり投げてもほとんど転がりません。
しかも、100均で購入可能です。お勧めです。

 渡辺先生の学研の体育ジャーナルで連載されています。
 http://gakkokyoiku.gakken.co.jp/data-journal/objects/st/sj69.pdf

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 突然トイレの写真を見た方、びっくりさせてしまってすいません。
 もしかしたら、食事中の方もいたかもしれませんね。
 トイレだけに、「水に流して」いただけると助かります。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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