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水平思考でアイデア創出~AI・人工知能に負けない考え方23~

しゃべるオーブン

 シャープは、人工知能を使ってその日の天候などに応じたメニューを提案する「しゃべるオーブン」ヘルシオAX―XW300を開発した。

 このオーブンは、人工知能を使って持ち主と対話することで、その日の天候や好みなどに応じたメニューを提案してくれるそうです。

 例えば「暑くて疲れた」とつぶやくと、うなぎを使ったスタミナのつきそうなメニューを示してくれるなど、ご主人様への気遣いを見せてくれるそうです。

 他にも…

 塩分控えめ」や「低カロリー」など、条件に応じた提案もできます。また、持ち主の好みを学習し、食生活の偏りに配慮したメニューも提案できるということです。

◆ ◇ ◆

 さらに興味深いのが、AI搭載の他の家電と連携が可能となるそうです。

 そうなると…

 こんなことも考えられるかも。




御主人「今日は、牛肉が安かったから、〇グラム買ってきたよ」

と、AI冷蔵庫に語りかけると、

冷蔵庫「はーい御主人さま、牛肉〇グラム記録しましたー」

 と冷蔵庫内の食材を自動的に管理してくれることになり、

 しかもその冷蔵庫内の食材で調理可能な料理をオーブンが提案してくれるということになるのです。




◆ ◇ ◆

 そうなると…

 前にお伝えしましたが、意識をもって、自発的に考えようとするAIを開発するプロジェクトが、大阪大学や、理化学研究所などにより、既にはじまっていることを加味すると、

 AI搭載の家電が増えると、こんなこともある可能性が出てくる。

◆ ◇ ◆

 牛肉を買ってから、3日後のこと。




御主人「なんかちょっと疲れてるなぁ、スタミナの付く料理を頼むよ」

オーブン「ウィー、ムッシュー!冷蔵庫サン、食材ハ、ドンナノガアリマスカ?」

冷蔵庫「そうねー、あっ賞味期限切れの牛肉があるわね。これでローストビーフなんていいんじゃない」

と冷蔵庫とオーブンが会話している所に、

エアコン「ちょっとまちなはれ、御主人はんは最近お腹の調子が良くないようやで…ビーフシチューみたいにあったかいもんの方がええんちゃいますか」

というエアコンからのダメ出しが入って…

冷蔵庫「なによー、私の考えに文句があるわけ」

オーブン「チョット、チョット、ケンカハ ヤメテクダサイ」




というような家電同士の争いが生じたりして…

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 「AI・人工知能」が僕たちの生活に深く入り込んでくる未来をみなさんはどう生きますか?

 間違いなくいえることは、
「AI・人工知能」が僕たちの前から消えることはないということ…

 そして、AI・人工知能と人間の特性をしっかり見極めた上で、人間の特性を十分にのばしていかないといけない時代になってきているということ…

 そして…人間ならではの特性の一つが、


 古い型を打ち破り、まったく新しい別の角度から物事を考え、アイデアを創出する力。


 それを伸ばすしかありません。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 このようなアイデアを創出する考え方の一つに「水平思考」があります。

 水平思考は、論理的に考えることが限界に達した時に力を発揮する考え方です。

◆ ◇ ◆

 「3分間でわかるラテラルシンキングの基本」の著者山下貴志は次のように述べています。




不確実性が溢れる世界では、
人びとは直感や感情を手がかりとして物事判断している



 人は問題を解決するとき、「よくわからないことに直面」したり「明確な手掛かりがない場面に」遭遇したりした時に、かってな自分ルールで物事を判断しようとします。

 それをヒューリスティックスというそうです。

 ようするに、「前はこうだったから、今回もきっとそうだよ、たぶん」とか、「これは、あれと似てるから、あれと同じ風にやったらいいんじゃない、たぶん」といった感じです。

 これに注意しましょう!ということです。

 少ない情報で、勝手に判断してはいけません。

 自分の経験で、勝手に判断してはいけません。

 ましてや、好き嫌いで判断してはいけないってことです。

 さて、問題です。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


流れのはやい川


「 幅の広い川を渡る方法 」



 戦争中、ある軍隊がとても幅が広く、しかも強い流れの川を渡る必要に迫られた。

 ボートの備えはない。

 この川に橋はある。

 しかし、橋は1つしかないので、敵にマークされている。

 つまり、渡ると集中砲火を浴び、大きな損害を被る可能性が高いということだ。

 しかし、この軍隊は被害を受けずに、この川を渡りきった。

 なぜだろう?









「 幅の広い川を渡る方法 」のヒント



Q.渡ったのは、夜だったから敵が見えなかったのか?

A.いいえ、渡ったのは昼です。


◆ ◇ ◆ 

Q.兵士たちが新しく橋を作った?

A.いいえ、橋を作らずに川を渡りました。

◆ ◇ ◆ 

Q.兵士たちは濡れましたか?

A.はい、川を渡るわけですから、もちろん濡れます。



 問題を読んで、その言葉から勝手に川のイメージを創り上げていませんか。

 それがヒューリスティックスです。

 安易に答えに結び付けようとする考えの橋が一番よくありません。

 少ない情報から正しい橋をかけてください。

 そのなかの1つが、新しい創造の扉を開く鍵かもしれませんから…


 あなたの思考活動に、Funタイムを!











◆ ◇ ◆

   

   





◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

「 幅の広い川を渡る方法 」の答え

 軍隊は、敵からずいぶんと離れて、歩いて川を渡りました。

 じゃぶじゃぶと歩いて。

 だってその川は、とっても浅かったのです。

 「幅が広く、しかも強い流れの川」といわれて、深い川を想像していませんか。

 それがヒューリスティックスの落とし穴です。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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