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「がんばれ」がうれしいとき、「がんばれ」が辛いとき~北海道マラソンから学ぶ~

「がんばれ」がうれしいとき、「がんばれ」が辛いとき~北海道マラソンから学ぶ~



 先週、北海道マラソンに出場してきました。
 42.195㎞、本当に辛かったです。
 何とか完走できて、本当によかった。

 思った以上に大きな大会で驚きました。出場者が多いのはもちろんですが、応援の方々の多さに驚きました。42.195㎞一度も人が途切れたことはありませんでした。ずっとずっとの大歓声に励まされながらの長旅でした。応援して下さった方、ありがとうございました。

 応援の声といえば、やっぱり「がんばれ」の言葉。
 私たちは、何かあるとすぐに「がんばれ」「がんばって」「がんばるよ」と励まします。

 走っていて、どれだけこの言葉に背中を押してもらったことでしょう。

 しかし…後半になってくると、その受け止め方が少しずつ変化してきたのです。

 35㎞…「がんばって」の言葉に、がんばれなくなってきた自分がどんどん惨めに感じ始めました。
 38㎞…足が痙攣してしまって止まった背中に「がんばれ」の大合唱。ちょっと辛かったです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 「がんばる」の語源は、仏教用語で「我を張る」で、無理をして我を通すことだそうです。江戸時代には否定的に使われていたといわれています。だから、「がんばったらいけないよ。」という使い方をしていたのでしょう。

 それが明治時代になり、西洋に追いつけ、追い越せという論理が台頭してくると、「無理をしてでもがんばる人」が立派な人に転化していったそうです。そして今のように、「やればできる」「きみならできる」といった意味で励まし言葉の代表格になったのでしょう。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 前述のマラソンの体験は、普段の子どもに対する励ましの言葉を振り返るきっかけを与えてくれました。そして「がんばれ」「がんばりなさい」を連発している自分を知りました。

 追い風の時、「がんばれ」は励ましの言葉、
 辛いとき、「がんばれ」は向かい風になる。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
 
 38㎞…足が痙攣してしまって止まった背中に女性の声が。

 「これ、飲んでください。」

 うまかったなぁ、あの一杯のコーラ。

 だまって渡される一杯が、「がんばれ」に代わる、いや超えることもあるんですね。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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