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石鹸を洗う~想像するから創造される~

石鹸を洗う~想像するから創造される~



 避難訓練がありました。
 そこで、子どもたちに話しました。

「非常ベルが鳴った時に、机の下に隠れましたね。机の脚をしっかりとつかんでいた人は手を挙げましょう。」

 手はほとんど挙がりません。

「本当に大きな地震が来たら、机はガタガタ揺れ、倒れそうになります。」
「また、机の上にドシンと何かが落ちてくるかもしれません。 」
「窓ガラスが割れるかもしれない。そう思いながら机の下に隠れた人はいますか?」

 教室はシンと静まり返ります。本当の訓練は、本当に想像しなければ生み出すものは少なくなります。
 そう、想像こそが、安全を創造するのです。

 人間がこの世界を、ここまで発展させたのは、想像力の力。そして、想像力を持ち、生きるものは人間のみともいいます。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 「石鹸を洗うのです。」

 そう言うのはスポーツライターの伊藤龍治さん。
 石鹸で手を洗うと、表面に薄い膜が張るそうです。見ず知らずの次にその石鹸を使う誰かのために、その薄い膜をとってから石鹸を置くそうです。
 また、日本のあるバスケットボールチームのチームの約束には、「トイレのスリッパをきれいに並べる」というのがあるそうです。

 石鹸を洗う、並べる、そんな小さな見ず知らずの誰かに対する「優しさ」がチーム内のプレー向上につながるのだそうです。

 想像すれば、自分が守られる。世界が広がる。優しさが広がる。
 もしかしたら、この世の中は想像することで創造されているのかもしれません。

(附属札幌小学校 5年2組学級通信 27号から再発信)
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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