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本日は「近所にやんちゃな子がいて心配している方」に処方します~

お話の薬屋9


 こんばんは、お話の薬屋です。
 あなたの心に効くお話を処方します。

 たいていの人はふとした時に、自分の人生の意味を考えてしまうものです。
 そして思いを巡らし、時には戸惑い、悩んでしまいます。

 一方…
 あなたの人生に力を与えてくれるメッセージは、お話となり世界中に存在しています。

 でも、それらのお話は、「真の力」を言葉という箱に閉じこめ、隠しています。

 もし、あなたが心の底から、お話を聞きたいという気持ちを抱き、自分の人生の意味を知りたいという気持ちが重なった時、箱の扉が開きます。

 そして、あなたは大いなる力をお話から受け取るでしょう。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 さて、お客さんがやってきましたよ。

 2人連れ、きっと親子ですね。

 では、何に対してお困りなのか、

 話を聞いてみましょう。




近所にやんちゃな子がいます。
この子が乱暴されないかと、心配で心配で…




 わかりました。

 あなたにぴったりのお話があります。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


【 判決 】

 これは、1930年代の冬の真っ最中にニューヨークで起こった出来事です。

 世界中の人々が不況に悩み、

 ニューヨークでも貧しい人たちが餓死寸前という悲惨な暮らしをしていました。


◆ ◇ ◆

 その日、

 判事は、パンを一斤盗んだかどで、窃盗の罪で訴えられたおばあさんの言い分を聞くことになっていました。

 おばあさんは

「娘が病気で孫たちがお腹をすかせていて…

 娘の夫は家族を置き去りにしてどこかにいってしまった。それでつい…」

と涙ながらに言いました。

 しかし食料品店主は訴えを取り下げようとはしませんでした。

 「けしからん女を見せしめにして、こうしたことが二度と起こらないようにしなければならない」というのがその言い分でした。

 判事はため息をつきました。

 判決を下したくはありませんでしたが、他にどうしようもありませんでした。

「残念だが」

と判事はおばあさんに言いました。

「例外をもうけることはできないのでね。法律は法律だ」

「あなたを10ドルの罰金刑に処する。払えないのなら、10日間の禁固刑ということになる」

 おばあさんは泣き崩れました。

◆ ◇

 ところが、判事はポケットに手をつっこんで、10ドルの紙幣を取り出しました。

 そして帽子を取って紙幣をその中に投げ入れ、傍聴人に向かって言いました。

「さて、同時にわたしはこの裁判所にいるすべての人に50セントの罰金を課すものであります」

「孫を上から救うために祖母が盗みをしなくてはならないという、情けない町に住んでいるかどによってです」

 判事は、裁判所の職員に向かって言いました。

「この帽子を回して、罰金を集めてください、そして集まった金をこの人に渡してください」

◆ ◇ ◆

 おばあさんはその日、57ドル50セントというお金を持って裁判所から我が家に帰っていきました。

 そのうちの50セントは恥ずかしさに打ちひしがれ食料品店主の払ったものでした。

 感謝にあふれておばあさんが法廷を後にした時、傍聴人はいっせいに起立して判事に対して拍手を送ったのでした。

 深い知恵の話100 「判決」から




 今現在の自分は、

「自分の力で生きている」と捉えるか、

「数多くの支えのもとに生きている」捉えるか、

 あなたはどちらの考えでしょうか。


 あなたが、あなたのお子さんと生活し、

 道路を歩いてここに来て、

 美味しい朝ごはんを食べて、

 あなたとお子さんの未来に希望を抱くことができるのは、

 あなたのご両親をはじめとする、多くの古から連なる人々の営みと、

 この地域、そしてこの国土があってこそなのではないでしょうか。


 私たちは、昔から連なる大きな文脈の中の小さな一人です。

 そして、未来を創造するコミュニティーの一員です。


 
 【 判決 】の話は、そんなメッセージをあなたに伝えています。

 このお話の薬が、あなたの心に効くことを願っています。お大事に…

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 今日のお話が、あなたの旅路を慰め、力づけてくれますように。

 あなたの人生にFanタイムを!
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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