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運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑥」アプローチの決定 UFOを打ち落とす遊び

ボールを使ってパスする子どもたち

 お子さんが豊かなスポーツライフを営んでいくために「かしこい体」を手に入れる方法をお伝えしています「運動神経がよくなる10の方法」です。

 かしこい体とは、「いつでも、どこでもパパッて動く体」のことです。

 それは、自分で思ったように動ける巧みな体でもあります。

 だから、かしこい体の子どもは、友達の動き、テレビで見たスポーツ選手の動き…

 見たものをどんどん吸収していきます。


 そんな「かしこい体」をボール遊びで目指しませんか?

 今回紹介するボールを使った遊びは「UFOを打ち落とす遊び」です。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 「ボールを使った遊びが好きになるためには、条件が二つあります」と前回お伝えしました。

 それは、

モジュールスキルを身に付ける機会があること


 そしてもう一つは、

思うがままにプレイ体験を積む環境があること

です。

 前回に続いて、「モジュールスキルを身に付ける機会」について、遊びを通じて説明していきます。

 モジュールスキルとは、ボール運動の基礎・基本となる技能のことです。

 家を作る時には、いろいろな木材が必要ですね。

家の建築1

 スポーツが「完成された家」だとしたら、

家の建築2

それを構成している、様々な材質・長さ・太さの「木材」がモジュールスキルというわけです。

今回紹介するのは…

 「アプローチの決定」という材料(モジュールスキル)です。

 アプローチの決定とは、ボールキャッチする(もしくはキャッチされない)ために、自分の体をその方向に動かすことです。




【 UFOを撃ち落とせ 】

 子どもたちの大好きな、まとあて遊びです。

 ただし、的が動くのがこの遊びのおもしろい所です。

UFOを打ち落とせ1

 まずは、ボールを使いません。

 子ども自身がボールになります。

 横から転がってくるUFO(バランスボール)に当たらないように、通り抜けます。

 気分はスーパーマリオです。UFOに当たらないようにタイミングよく走り抜けたり、止まったりします。


 慣れてきたら…

UFOを打ち落とせ2

 ボールを使ってみましょう。今度は、UFOにボールを投げて当てます。

 バランスボールを斜めに転がしたり、弾ませると、難易度がグンと上がって、面白さもアップします。


 ボールを投げて遊んでもいいし、蹴って遊んでもいいです。

 ただし、的となるボールを動かす側は、丁寧に、いつも同じペースで転がしてください。

 転がすスピードが速すぎたり、フェイントをかけたりすると「アプローチの決定」に対する効果が薄れてしまいますから注意です。

 できれば、大人が転がすといいと思います。

◆ ◇ ◆

 さてこの、「アプローチの決定」ということですが、

 ボールゲームでは、なくてなならない知覚面の力です。

 例えば野球の場合…野手は、打者が打った瞬間に、落球点に向かって動き出しますよね。

 バレーボールの場合、レシーバーのいないスペースを見つけたら、そこにポンッとボールを落としますよね。

 アプローチの決定は、簡単そうに見えて、実は積み上げあが必要な技能で、

 特にフライのキャッチのように、3Dのボールの動き+タイミングという4Dの判断が要求されるアプローチの場合、とっても難しいのです。

 こんなお子さん見たことありませんか?

 バスケットの試合中、パスが飛んできたら「キャーッ」って逃げてしまう子。

 キャッチボールで、フライをキャッチしようとしても、「ぼやーっ」として足が動かない子。

 これは、足が遅いとか、捕球技能が低いということよりも、

 ボールに対して、速度、距離、方向を知覚する力が低いため、「キャーッ」となったり「ぼやーっ」となったりするわけです。

 ですから、今回のような遊びを通して、知覚面の力を育てる必要があります。

 そして、できればスモールステップを意識したいものです。

 最初は、「自分がボールになって」進み、

 次は、「横の動きに対して」、そして「横と縦の動き」→「横と縦と高さのある動き」というように課題のレベルをコントロールするのです。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 今回は、遊びを通じて「モジュールスキルを身に付ける機会」について、説明しました。

 その中でも「アプローチの決定」を取り上げてみました。

 モジュールスキルは、他にもありますので、次回説明を続けていきます。

 あなたのお子さんの「かしこい体」にFunタイムを!


参考「子どものボールゲームバルシューレ」 木村 真知子 編著







運動神経がよくなる10の方法 過去の記事はコチラをご覧ください!
「運動遊び編」と「なわ跳び編」です!



運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び①」風船遊び

運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び②」またの間にボールを転がす遊び

運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び③」ホットポテト

運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び④」ボールの軌道を先取りする遊び

運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑤」味方を見つけパスを回す遊び


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編①【ジャングルジム鬼】

運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編②【けん玉遊び】

運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編③【めんこ遊び】

運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編④【リレー遊び】

運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑤【ターザンロープ遊び】

運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑥【長なわ遊び】

運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑦【よじのぼり・とびわたり・とびおり】

運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑧【ともえ鬼】

運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑨【かえるの足打ち遊び】

運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑩【①~⑨のまとめ】

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編①

運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編②

運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編③

運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編④

運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑤

運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑥

運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑦

運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑧

運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑨

運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑩


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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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