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叱り方研究所~子育てのグッドサイクルを生み出すダメ出し~ケース5「旅先ですばらしい風景に出会った時の接し方」

夕日

基本的に子どもは親を信頼しています。

しかし、「早くして!」「それダメ!」等のダメ出し、

つまり支配的な関わりをやたらと多用していると、

信頼感がだんだんと損なわれていきます。

そして、最終的に、「いうことを聞かない子」となってしまいます。

「子どもから大人への信頼感」というのは、子育てにおいて最高の武器です。


ですから、「基本的に子どもは親を信頼している」ということを上手に活用しましょう。

子どもには、親、先生など、自分を守ってくれる人の感情を敏感に察知する力に優れています。

この感覚に働きかけるのです。

もし、子どもが困ること、嫌なことをしたら、

「早くして!」「それダメ!」の代わりに、

「そういうことしたらママ困るな」「悲しいな」という感情をしっかりと子どもに伝えましょう。


では、感情を子どもに上手に伝えるには、どうしたらいいのでしょうか?

というわけで、問題です。



「旅先ですばらしい風景に出会った時の接し方」



あなたは家族で旅行に出かけました。

それはそれは楽しい旅行でした。

あっという間に時は流れ、最終日の夕暮れ時

海沿いを散歩していると、感動的な光景に出会いました。

大きな太陽、海を染める夕日。

あなたは、お子さんに、この光景と、旅の思い出をずっと覚えていてほしいと願いました。

どちらの接し方が、お子さんは思い出をしっかりと胸に焼き付けるでしょうか。


①夕日のすばらしさを伝えると共に、楽しかった旅の思い出を語る。

②だまって隣に立っている。





◆ ◇ ◆

さっそく、上の問題について解説します。

あなたは、どっちを選びましたか?


例えば、すばらしい夕日、勝利した時の感動、芸術作品に触れた時の感銘、

こういうものにふれたときの感動は、言語化しにくいものの代表例です。

言語化したとしても、実際の感動よりも「ウソっぽく」なってしまうものです。


ですから、問題の答えは②です。

言葉は便利な道具です。しかし完璧ではないことを忘れてはいけません。


人の感情も、言語化しにくいもののひとつといえるでしょう。

ですから、本当に「困る」「悲しい」という気持ちになった時は、

口先で説明するよりも、表情や態度でも示す方が有効です。


ですから、もし子どもが困ること、嫌なことをしたら、

「早くして!」「それダメ!」の前に、

「そういうことしたらママ困るな」「悲しいな」という感情をしっかりと表情や態度で示しましょう。



ここで、プラス1!

という感情を表情や態度で上手に伝える裏技です。

それは、ネガティブな感情だけでなく、

普段から「楽しいね」「うれしいね」などのプラスの感情を、

シャワーのように子どもにあびせ続けることです。


たくさんの心地よい感情をあびた子どもの「心のアンテナ」は感度が良好になります。

ですから「困るな」「悲しいな」というちょっとした感情を素早くキャッチできるようになります。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

ダメ出し研究所~どうせなら上手く叱ろう~

今回は、「感情を子どもに上手に伝える叱り方」ということを取り上げてみました。

この記事をきっかけに、お子さんが今以上に成長するのはもちろん、

子育てに奮闘しているみなさんのイライラが解消され、

子育てのグッドサイクルが回り始めますように!

あなたの子育てにFunタイムを!

参考文献
「自分では気づかないココロの盲点」池谷裕二
「むずかしい子を育てるコモンセンス・ペアレンティング・トレーニングマニュアル」野口啓示



 
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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