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ラグビーとサッカーは兄弟~フットボールの歴史~

ラグビーとサッカーは兄弟~フットボールの歴史~


 ラグビーのワールドカップで、日本が優勝候補の一角である南アフリカに勝利しました。これは、世界のラグビー史上に残る大金星だそうです。また近年のサッカーは、男女ともに人気が定着し、それに伴い世界トップレベルの争いをしています。

 ところで、このラグビーとサッカーは、兄弟であることを子どもたちは知っているでしょうか。この兄弟、「フットボール一家」の長男と次男です。一番上の兄がラグビー、二男がサッカー、そして三男がアメリカンフットボールというように、現在世界中で楽しまれている有名なスポーツ一家なのです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 フットボールは、相手陣地のゴールにボールを蹴り込んだり、ボールを送り込んだりすることで得点を争うやり方のスポーツのことをまとめた呼び方です。
 小学校では、「ゴール型のボール運動」として、サッカーやタグラグビー、フラッグフットボール等々が行われていると思います。
そのフットボール、100年以上の大昔はマス・フットボールと呼ばれていました。しかし、現在のサッカーやラグビーとは似ても似つかないルールやコートであったそうです。

 さて、マス・フットボールは、いったい何人で行われていたと思いますか。

フットボールの歴史2

 サッカーは11人、ラグビーは15人、アメリカンフットボールは11人ですが、マス・フットボールは特に人数の制限がありませんでした。それどころか、武器を持ち込む以外はルール無用、殴る、蹴る、かみつくなどがOKの極めて荒々しいものでした。

次のようにゲームが行われました。


まず、村の男を二つに分けます。
そしてボール村の真ん中に置きます。
村の両端に置かれた相手陣地のゴールにボールを運びます。

以上!


 ゴールに向かってボールを蹴る男、それを拾って走る男、それをタックルと転ばせる男、転んだ男に乗っかる男、男、男…。気絶、怪我の続出する中、朝から晩まで決着が付くまでゲームは続きました。
 ルール無用なだけに、ボールを衣服の下に隠して運んだり、水道管の中を隠れて運んだりする作戦もあったようですよ。

フットボールの歴史1


 なお、ボールは牛の膀胱でしたのですぐに破れました。破れたらボール補給のために牛を殺してボールを作成したそうです。ですから、いったんゲームが始まると、牛が何頭いても足りないほどだったそうです。殺した牛は、そのうちの日にみんなで食べてしまったようです。ですから、マス・フットボールは、スポーツというよりも、日ごろの「憂さ晴らし」と、どんちゃん騒ぎの「パーティー」を合わせたようなものだったのかもしれませんね。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 ボールゲームの授業のはじめに是非この話を子どもたちにしてください。
 今のサッカーやラグビーがいかに洗練されたスポーツであると感じることと思います。
 男だけが参加していたことに、女の子はどう思うでしょうか。
 もしかしたら、マス・フットボールを「やってみたい」と思う子がいるかもしれません。

 涼しくなってきました。外で、思いっきりボール遊びを楽しめる季節です。
 子どもとたくさんグラウンドを駆け回ってください。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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