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叱り方研究所~子育てのグッドサイクルを生み出すダメ出し~ケース7「自分に甘くなるお子さんの叱り方」

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「自分に甘くなるお子さんの叱り方」


 
 あなたのお子さんは成績に伸び悩んでいるとします。その原因がふとした時に自分に甘くなり、勉強をサボってしまうという習性にあるということに気づいています。

 さて、自分に甘くなる事が減るように、お子さんの手綱を締めるとしたらどちらのタイミングがよいでしょう。


 
①テストが終わって、ひと段落している時。



②テストの成績をもらって、落ち込んでいる時。


 



 
 基本的に子どもは親を信頼しています。そして、「ダメ!」、「早くして」などの指示や支配的な関わりばがりをしていると、親への信頼感がだんだんと損なわれていくことはよく知られています。


 一方で…


  子どもが、してはいけない事や、嫌な事ををしたら「そういうことしたら困る」「周囲が悲しむ」ということをしっかりと伝えなくてはなりません。

 しかも「ダメッ!」てことを、「ダメッ!」とどなることなくです。


 信頼感を失わず、しかも効果的に相手にこちらの意思を伝える。それこそが上手に叱るということです。


 
 さっそく、上の問題について解説します。あなたは、どっちを選びましたか?


 
◆ ◇ ◆


 人は、自分がモラルのあるタイプの人間であると自認すると、それを埋め合わせるように反モラル的行動を正当化するそうです。


 これは、ある良いことをした人が、その後に別の所では「さっきは良いことをしたのだから、このくらいは許されるだろう」と、良くないことをしやすくなるということです。

ダイエットをある期間までがんばったら、そのあと、どか食いしてしまったことはありませんか?

 また、ファーストフード店でハンバーガーにサイドメニューのサラダを加えたら、フライドポテトを追加しても許されるような気がしませんか?

 家族サービスをいっぱいした休日の晩酌は、一杯増やしてもいいような気がしませんか?


 これらはモラル正当化効果というそうです。人は何らかのストレスを受けると、自然とそれを解消しようとするのです。つまり、「自分にご褒美を与える」ということでガス抜きするプログラムが自然と備わっているのですね。


 子どもにおいても同様で、何らかのストレス、上の問題のように、たくさん勉強する等の課題に多くの時間を費やした直後は、脳がストレス解消しようと待ち構えています。


 ですから、問題の答えは①です。このタイミングで目を光らせることが大切です。自分に甘い子は、がんばった直後の姿をよく見てあげましょう。


 一方、「自分にご褒美」的行為を行うということは、ある程度のストレスが蓄積しているということを示すサインということがいえます。ですから、単純に叱り続ける、手綱を締め続けると…いつかそのストレスが満タンになり、爆発するということになりかねません。


 ですから、羽目を外さない程度に上手にご褒美を手に入れる方法を助言するのも大人の役目なのです。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 一方で人には、一貫性のある姿を人に見せたいという心理もあります。これは、いったんある立場をとった後は、「一貫性のない人間とは見られたくはない」という心が働くということです。これをご褒美に上手に活用するとよいと思います。


 おススメは、御馳走でご褒美作戦です。ご自宅でも、外食でも構いません。がんばったお子さんの大好きな御馳走をお腹いっぱい食べさせてあげてください。しかも、なるべくたくさんの人数で一緒に御馳走をいただきましょう。そして、がんばったお子さんの話題で盛り上がりましょう。これで、お子さんの「ご褒美」への欲求が満たされると共に、「がんばる自分の立場」を強固にすることができます。

 

 ダメ出し研究所~どうせなら上手く叱ろう~


 今回は、「約束を破った子への叱り方」ということを取り上げてみました。この記事をきっかけに、お子さんが今以上に成長するのはもちろん、子育てに奮闘しているみなさんのイライラが解消され、子育てのグッドサイクルが回り始めますように!


 
あなたの子育てにFunタイムを!



参考文献
「自分では気づかないココロの盲点」池谷裕二
「むずかしい子を育てるコモンセンス・ペアレンティング・トレーニングマニュアル」野口啓示



 
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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