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ちょっとまて、いやまて~まごまごする子のススメ~

ちょっとまて、いやまて~まごまごする子のススメ~


「叩かれました」
「嫌なことを言われました」

 こうした訴えを学校現場で子どもを預かる身の方は、幾度となく聞いていることと思います。

 そして当事者に対し、様々な苦言を伝えた後、「よく考え行動しなさい」というアドバイスを与えることが多いと思います。
 しかしながら、叩いたり嫌なことを言ったりする側からすると、瞬間的に「よく考えられない」からこうなってしまうのであって、このアドバイスには戸惑うばかりだと思います。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 気を付けるということは、「ちょっと、まて」ということ。
 よく考えるということは、「いや、まて」ということ。
 「ちょっとま手」は右の手、「いやま手」は左の手、この両手が揃っている人が、「気を付け、よく考えられる人」ということになる。
いやまてちょっとまて

 「あいつ、超ムカつく」そんな言葉が出そうになった時、「ちょっとま手」
 何もしなくていいから、ちょっと待つ。
 そこで指を折って五つ数えてみてもいい。
 フーッって息を吐いてみてもいい。
 ちょっとまってみるとあら不思議、「なんであんなに怒っていたのだろう」って思えてくる。

 空き缶が転がっているのを見つけた時。
 「蹴っ飛ばしちゃえ」と、足をあげるその前に、「いや、ま手」
 もしもを考えてみる。
 缶が蹴ったら気持ちい、いやいやでもでも、
 もし、跳びすぎたら、
 もし、人が飛び出てきたら、
 ふー、危ない危ない。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 「よく考える」ということは、ちょっと立ち止まり、いやもしもと考えること。ここには少しの時間が必要です。
 ですから、よく考えている子は、一見すると「まごまごしている子」に見えます。しかし、そのまごまごは、よく考えているからこその躊躇と逡巡なのかもしれませんね。


水入りのボトル、高層階から落とす 傷害容疑で少年逮捕


 こんな記事を目にしたのは、今年の6月のこと。
 東京都中央区の高層マンションから水が入った容量2リットルのペットボトルを落として通行人にけがをさせたとして、警視庁月島署は10日、このマンションに住む少年を傷害容疑で逮捕しました。

 日々の「よく考える」ということは、小さな砂の粒だけど、
 積もり積もって、人生の宝の山にもなるし、
 人生の歯車を止める一粒にもなるということです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 「よく考える子」は、ちょっと立ち止まり、いやもしもと考える子。
 そして一見「まごまごした子」。

 目まぐるしく忙しい毎日が生み出す言葉、「早くしなさい」「急ぎなさい」。
 「もうできたの、エライね」「もうちょっと早くできたらいいのにね」こんな言葉も、まごまごした子が生き辛くなる原因なのかもしれませんね。
 ご用心、ご用心。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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