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学校便り・学級便り「どうしよう?はチャンスを知らせる合図」



 春は、子どもたちにさまざまな選択を迫る季節です。


 そして、その選択が子どもの力を開拓したり、伸ばしたりということと密接につながっていると思います。


 一方、多くの子どもがその選択の根拠を「面白そう」「できそう」「向いている」等、今の自分の状況に求める場合が多いように思います。それが悪いとは言いませんが、それが全てではないということは伝えていきたいものです


 では、本文をどうぞ。




 


学級通信 どうしよう?はチャンスを知らせる合図


 新しい学年が始まりました。新しい学年になると、色々と子どもたちが選ばなくてはならないことがあります。委員会活動やクラブ活動がその1つです。

 

 ところで、学校という場は、子どもたちの今持っている力を伸ばす場です。同時に子どもという畑に種を撒き、新たな能力の芽を生み出すことを促すという役目もあります。


 そして選ぶという行動と、新たな芽を生み出すことが大いに関係しているのです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
どうしようはチャンスの合図1

放送委員、ちょっとやってみたかったんだよな。

でも…人前で話すの苦手だし、僕。


どうしようはチャンスの合図2

でも、でも、やっぱり気になる。


どうしようはチャンスの合図3

どうしよう…やっぱりやめた。

ウサ君は、去年と同じ図書委員にしました。

「ぼくにはこれが向いてるよ」


◆ ◇ ◆
どうしようはチャンスの合図4

サッカー、バスケット、どれも面白そう。そして、どれも得意だ。

んっ、卓球?やたことないなぁ…ちょっと気になる。

あまり器用でない自分に向いているとは思えないけど。気になる。


どうしようはチャンスの合図5

やったことないし…でも

どうしよう…「よし卓球、やってみるか!」


どうしようはチャンスの合図6

 


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 人は何らかの選択をする際、「面白そう」という道を選択したくなる性質をもっています。


 反対に「どうしようかな…」と気になりつつも不安を伴うものに対しては、尻込みをしやすいものです。


 でも…


 よく考えてみると、「面白そう」とか「できそう」という気持ちは、すでに面白い経験や、できた経験からがあるからこそ生まれる気持ちです。裏返すと、「面白そう」「できそう」と感じたものは、すでに力として自分の中にあるのです。


 一方、「気になる」けど「どうしようかな」って思うのは、経験が不足していたり、未経験だったりするからこそ生まれる感情です。


 ですからそれは、自分の中に新たな力を生み出すチャンスを知らせる合図といってもいいのです。


 


 ずいぶん暖かくなってきました。川沿いにはフキノトウが小さな頭を出しています。


 この春、もしキミが「どうしようかな」って合図を受け取ったら、まずはその気持ちをしっかりと受け入れてみて下さい。そして、一歩踏み出してみて下さい。先生は、「どうしようかな」って思うキミの背中を思いっきり押してあげる大人でいたいと思っています。


 この春、キミたちの新しい芽がいくつ生まれるか楽しみです。


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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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