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運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑯」どきどきボーリング

ボールを使ってパスする子どもたち


 お子さんが豊かなスポーツライフを営んでいくために「かしこい体」を手に入れる方法をお伝えしています「運動神経がよくなる10の方法」です。


 今回までに、プレイ経験の蓄積をテーマに4回にわたりお伝えしてきました。

ドラキュラ電撃サンダーボールたまごボールプレルボールバリアボール

 最後に「効率的にプレイ経験を高めていくための工夫」についてお伝えしていきます。


 まずは遊びの紹介です。今回は「どきどきボーリング」というボールころがし遊びを紹介します。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 





【 どきどきボーリング 】
どきどきボーリング

 2チームで競い合う遊びです。チームの人数は、何人でも構いません。コートに対して、人数が多く密度が高くなると、点数が入りづらくなります。子どもの力に合わせて調整するとよいと思います。


 まずは、各チームの全員が1つのコートに入ります。そして各自がボールを1つ持ちます。


 先生の「よーいスタート!」の合図で、相手コートのエンドラインに向かってボールを転がします。イラストでは、オレンジ色の線ですね。


 もし、ボールが相手チームのエンドラインを越えたら得点です。もし、相手に当たってしまったり、途中で止まったりして得点ができなかったら、ボールを取りに行き再び挑戦します。


 相手チームボールの進路を塞いだり、転がっているボールをコート外にはじき出したりするのもOKです。


 転がしたり、転がってくるボールを追いかけたりと大忙しの遊びです。大きなボールやバランスボールを使っても面白いですよ。


 


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 


 さて今回は、「どきどきボーリング」等の遊びを通して、「プレイ経験を効率的に蓄積するためのポイント」について説明していきます。

 おさらいですが、プレイ経験を蓄積するというのは、「ゲームの展開を予知できるようになる」ということでしたね。ゲームの中で、「こう動いたらこうなる」という数秒先のことが分かっちゃうということです。


 例えば、シュートをする時に「この位置だったら入りそうだ」と判断したり、「この位置だと入りそうもないから、パスした方が有利だな」とプレイ方法を選択したりすることです。


 また、ボールにプレーヤーが集まってきたら「少し離れると、パスしやすくなる」と集団から離れるのもプレイ経験の蓄積から成される動きです。


 ゲームの中にある予見できる展開を頭と体で覚えていくこと、それが「プレイ経験の蓄積」です。

 ちなみにターゲットは5つあります。


◆ 位置取り…コート上でより有利な場所に移動すること。


◆ ボール確保…1人で、仲間とボールを相手に奪われないようにキープすること。


◆ 優勢作り…相手をかわしたり、フェイントをかけたりして有利な状況を生み出すこと。


◆ 隙間の発見…パスやシュートのための隙間に気づくこと。


◆ タイミング…パス、シュートへ導くチャンスを正しいタイミングで使うこと。


 
 紹介したどきどきボーリングは、「隙間の発見」のプレイ経験を高めることをターゲットとしている遊びです。


 ここからは本題「プレイ経験の効率的な蓄積」について説明します。


 


 ポイントは3つあります。


☑ポイント1 ターゲットを絞り込むこと。


☑ポイント2 モジュールスキルを高める遊びと交互に行うこと。


☑ポイント3 ただひたすらプレイを楽しませること。


 


 1つ目のターゲットを絞ることは、前回までお伝えしてきたことです。絞り込むことによって、子どもたちは安心して、自分のペースでターゲットとする力を高めることができます。「よくばり過ぎないように」ってことですね。


 2つ目は、モジュールスキル(ボール運動の基礎・基本となる技能のこと)を高めるような遊びと交互に行うことです。

どこにおちるのかな?パスドリブル遊びufoを撃ち落せ十字架鬼しけいリングテニスどこでもドリブル片付け競争

 フロリダ州立大学のアンダース・エリクソン教授は、著書「超一流になるのは才能か努力?」の中でこのように伝えています。


 スキルを磨くことが心的イメージを磨き、優れた心的イメージがスキルの向上をさらに後押しする。


 アンダース・エリクソン教授は、プレイの予測として「心的イメージ」というキーワードを使っています。プレイの予測とは、つまり「プレイ経験の蓄積」と同じ意味です。


 モジュールスキルの向上とプレイ経験の蓄積の両輪で遊びをプログラムすることで、好循環が働くということです。


 例えるなら、これは階段を作りながら山を登るようなものです。階段を1段作っては、一歩前に進む。そして、また次の階段を作る。モジュールスキルを高めて、プレイ経験を蓄積する遊びを楽しむ。反対に、プレイ経験を蓄積したうえで、モジュールスキルを高めることを狙った遊びを楽しむ。こういう循環を意識して遊びをプログラムするのが2番目のポイントです。


 上に楽しい遊びをいくつかピックアップしています。このようなモジュールスキルを高めるための遊びをプログラムの中に意図的に取り入れてみて下さい。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 今回は、「プレイ経験を効率的に蓄積するためのポイント」について2つお伝えしました。


 次回は、ポイント3「ただひたすらプレイを楽しませる」について説明しようと思います。お楽しみに。


 あなたのお子さんの「かしこい体」にFunタイムを!



参考「子どものボールゲームバルシューレ」 木村 真知子 編著



参考「超一流になるのは才能か努力?」 アンダース・エリクソン著



 



運動神経がよくなる10の方法 過去の記事はコチラをご覧ください!
「運動遊び編」と「なわ跳び編」です!



 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び①」風船遊び


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び②」またの間にボールを転がす遊び


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び③」ホットポテト


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び④」ボールの軌道を先取りする遊び


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑤」味方を見つけパスを回す遊び


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑥」UFOを打ち落とす遊び


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑦」敵を認識する遊び 十字架鬼


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑧」ボールに最短でたどり着く動き しけい


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑨」ボールが着球する場所を先取りする リングテニス


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑩」ボールのキャッチ&キープ どこでもドリブル&バウンドキャッチ


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑪」パス&シュートのコントロール 片づけ競争


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑫」ドラキュラ、電撃サンダーボール


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑬」たまごボール


 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑭」プレルボール

 

 
運動神経がよくなる10の方法「ボールを使った遊び⑮」バリアボール


 
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 
運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編①【ジャングルジム鬼】


 
運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編②【けん玉遊び】


 
運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編③【めんこ遊び】


 
運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編④【リレー遊び】


 
運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑤【ターザンロープ遊び】


 
運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑥【長なわ遊び】


 
運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑦【よじのぼり・とびわたり・とびおり】


 
運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑧【ともえ鬼】


 
運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑨【かえるの足打ち遊び】


 
運動神経がよくなる10の方法 運動遊び編⑩【①~⑨のまとめ】


 
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編①


 
運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編②


 
運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編③


 
運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編④


 
運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑤


 
運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑥


 
運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑦


 
運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑧


 
運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑨


 
運動神経がよくなる10の方法 なわ跳び編⑩




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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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