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叱り方研究所~子育てのグッドサイクルを生み出すダメ出し~ケース13「いつまでもくよくよしている時の叱り方」

ガッツポーズ

 
 あなたのお子さんは、大事な試合に負けてからずっとくよくよしています。元気なく練習しているお子さんを見て、あなたは喝を入れることにしました。さて、どちらの言い方がいいでしょう。


 
①無理に胸を張らなくてもいいよ。でも、成功した時はにっこり笑顔を見せなさい!



②無理に笑顔でなくていいよ。でも、成功した時は胸張ってガッツポーズしなさい!


 



 
 がっくりとうなだれている子に「元気を出しなさい」って言ってもなかなか効果は上がらないものです。


 ですから…


 お子さんの心情を理解し、上手に喝を入れてあげましょう。信頼感を失わず、しかも効果的に相手にこちらの意思を伝える。それこそが上手に叱るということです。


 
 さっそく、上の問題について解説します。あなたは、どっちを選びましたか?


 
◆ ◇ ◆


 嬉しいことや楽し事があると人は自然と笑顔になります。反対に、悲しいことがあると暗い表情になってしまいます。これは、人間が持つ優れたコミュニケーションの手段です。


 ところで…表情にはもう一つの役割があります。


 それは、表情が感情に影響を与えるということです。


 例えば、意図的に笑顔を作ると楽しい気分になったり、しかめっ面をしていると暗い気分になってきたりするということです。きっと思いあたると思います。


 これは「自己知覚」というそうです。人は、自分の行動から自分の内面を推測して、心理状態をはっきりと形作っていくというわけです。


 そして、この自己知覚ですが、表情だけではなく、姿勢やアクションにも同じ役割があるそうです。


 その上、表情よりも姿勢やアクションのほうが大きく感情に影響を与えるのだそうです。


 ですから、問題の答えは②です。

 笑顔よりも、ガッツポーズの方が「うれしい」とか「楽しい」感情を引き出し、元気を生み出してくれるというわけです。


 


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 身体による感情表現は、表情よりも古くから生き物に備わっているそうです。確かに、表情による感情表現ができる動物はあまりいませんが、姿勢やアクションで感情を表す動物はたくさんいますよね。ですから、感情は姿勢やアクションにより強く影響を受けるのでしょう。


 ということは、体は感情を生み出すスイッチなのです。ですから、「元気を出せ」と喝を入れるのなら、加えてお子さんのいい時には、積極的にハイタッチをしたり、一緒にこぶしを天に突き上げたりしましょう。


 この頃、日本人アスリートの勝利のアクションが派手になってきているのを感じませんか?これって世界で活躍できる選手が増えてきたことと関係があるのかもしれませんね。


 
あなたの子育てにFunタイムを!



参考文献
「自分では気づかないココロの盲点」池谷裕二
「むずかしい子を育てるコモンセンス・ペアレンティング・トレーニングマニュアル」野口啓示
「脳には妙なクセがある 」池谷 裕二



  
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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