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叱り方研究所~子育てのグッドサイクルを生み出すダメ出し~ケース15「いたずらをした子の叱り方」

洗面所

 
「いたずらをした子の叱り方」




 あなたが夕食の準備をしていると、洗面所から楽しげな声が聞こえます。のぞいてみると、あなたのお子さんが弟と水遊びをしています。そこら中が水浸しです。
 さてこんな時、どっちの叱り方がよいでしょう。


 
①こらっ!ここで水遊びをしてはいけない約束でしょう。2人で全部拭きなさい。もうしないでね。



②こらっ!ここで水遊びをしてはいけない約束でしょう。だからおやつを1週間あげません。もうしないでね。


 



 「子どもは褒めて育てる」
 「叱らない子育て」

 よく見かけるキーワードです。しかし…
 どうしても叱らなければならないのが現実です。
 特に、今回のように約束を破った場合のように、ルールを破った時にはペナルティ体験をさせることが必要な場合があります。


 それならば、上手に叱りましょう。
どうせ言わなければならないダメ出しなら、よりよいダメ出しにしましょう。


 信頼感を失わず、しかも効果的に相手にこちらの意思を伝えるコミュニケーション技術。それこそが上手に叱るということです。



 さっそく、上の問題について解説します。


 そして、上手な叱り方を一緒に学びましょう。あなたは、どっちを選びましたか?


 


 
◆ ◇ ◆


 「しまった」と思えるかがポイント


 叱る時に子どもに与える悪い体験のことペナルティとか罰といいますね。
 これは、非常に効果のある方法です。一方で、その強力な方法だけに、その結果子どもの反発を招いたり、必要以上にダメージを与えたりしてしまいます。


 ポイントは2つです。「悪い結果を与える」ことと「挽回が可能」ということです。
 今回の場合でしたら、「水遊び」ですから悪い結果は「拭き掃除」となります。「ゲームの時間を守らない」でしたら「次回のゲーム時間の短縮」となりますね。
 それから、長さや期間にも注意してください。あまり長すぎると関連性が薄れてしまいます。


 もう一つが「挽回が可能」にするということです。
 もし、与えたペナルティの様子が非常によかったら、手伝ってあげたり、ペナルティを軽減したりできるからです。
 こうすれば厳しく叱り、悪い体験から学びつつも、よい感情で次の活動につなげることができます。


 ですから、問題の答えは①です。
 関連性が少なく、長すぎるペナルティは信頼感を失うことにつながります。なぜなら、「いたずらとペナルティ」の間の因果関係がだんだんと薄れていくからです。


 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 

 ダメ出し研究所~どうせなら上手く叱ろう~


 この記事をきっかけに、お子さんが今以上に成長するのはもちろん、子育てに奮闘しているみなさんのイライラが解消され、子育てのグッドサイクルが回り始めますように!


 
あなたの子育てにFunタイムを!



参考文献
「自分では気づかないココロの盲点」池谷裕二
「むずかしい子を育てるコモンセンス・ペアレンティング・トレーニングマニュアル」野口啓示



 
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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