FC2ブログ

記事一覧

絆に変わる細い糸

「ネエ、オトウサン、チョットミテミテ」
絆になる細い糸 (4)
子どもは忙しい時に限って近寄ってきます。

「ネエ~ハヤクミテヨ」
1分でも惜しい時に限って、笑顔で迫ってきます。

「ネエ、ネエッタラ~」

◆ ◇ ◆

「コノフクキタクナイ」
絆になる細い糸 (3)
子どもは悪い時に限って機嫌を損ねます。

「オナカイタイ、トイレイキタイ」
絶妙のタイミングでお腹が痛くなります。

◆ ◇ ◆

「オカアサン、アノネ」
絆になる細い糸 (2)
子どもは大人が一人でいるのを見つけるのがうまい。

「タロウチャンガネ、トッテモオモシロイコトイッタノ」
でも、子どもの話は、驚くほど普通の話です。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

子どもは、かわいい。
大事な存在です。
でも、つい言ってしまうのが、

「あとでね」
「早くして」
「こんどね」

忙しい、遅れそう、休みたい…。
こんな気持ちがそうさせてしまう。

◆ ◇ ◆

「絆」という字を読めますか?
もちろん「きずな」ですね。
絆になる細い糸 (5)
では、この漢字に「し」という送り仮名を付けると何と読むか知っていますか?
これは、「ほだし」と読みます。

ほだし【絆し】の意味をデジタル大辞泉(小学館)から引くと、
1 人の心や行動の自由を縛るもの。自由をさまたげるもの。
2 馬の足をつなぎとめるための縄。
3 手かせや足かせ。 となっています。

例えば、「息子の情熱に"ほだされて"父はついつい大金を与えてしまった。」というように情に自由を妨げられしかたなくという状況で使われます。
「絆」は本来、自由を奪う、「わすらわしさ」であり「束縛」であるのです。

一方で絆という字が教えてくれるのは、 人と人をつなぐ絆は、この「 わすらわしさ 」「束縛」を乗り越え生まれた太い組紐であること。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

「ネエ、オトウサン、チョットミテミテ」

もしかしたら、キミは僕と間にある細い糸がここにある事を教えてくれているのかもしれないね。
絆になる細い糸 (1)
「コノフクキタクナイ」

慌てていると、細い糸を見過ごすよということを伝えているのかも。

「オトウサン、アノネ」
もし明日キミが語りかけてきたら、きっとこう答えよう。

「うんうん、どうしたの?」
絆になる細い糸 (6)
キミがくれる愛しいわずらわしさは、絆に変わる細い糸なのだから。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

ファンタイムへのアクセス数