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学級通信 「言葉は考えるための部品だから」

聞こえてくる「死ぬ」とか「てめぇ」といった言葉


教室の中でたまに「死ぬ」とか「てめぇ」といった言葉を耳にします。
もちろん子どもたちは本気で言っているのではなく、冗談交じりに言っているのですが…

そのような時は、
「死ぬ」とか「てめぇ」といった言葉が、状況に合っているかを考えるように促しています。
なぜならそれらの言葉は小学校の教室には合わない言葉だからです。

それらの言葉を「使ってはいけません」ではないのです。
子どもたちに伝えたいのは、
「正しく使いましょう」ということなのです。

なぜなら「言葉は考えるための部品」だからです。





4年3組学級通信9号「言葉は考えるための部品だから」


子どもたちは気付いていないでしょうが、頭に心に浮かぶ考えは全て言葉でできています。
それはありとあらゆる全てです。

言葉は考えるための部品だから01

「この計算はわりざんでやるとよさそうだ」とか
「この漢字はたしかサンズイだったような気がするな」の様な学習に関わる考えはもちろんのこと、

何気なく思う「あぁ腹減ったな」とか
「やった!ラッキー」みたいなのも全部言葉でできています。

 言葉は考えるための部品だから02

「死ぬ」とか「てめぇ」という言葉は、小学校の教室に使う場面がありません。
ですから、間違った使い方をしていることになります。

言葉は間違った使い方を続けていると、
その言葉は間違った意味や感情と結び付いた壊れた言葉になります。
要するに、「不良品の言葉」になるということです。

そういう意味では今教室でそのような日常的に言葉を使っている子は、すでに不良品を抱えているということになりますね。

不良品の部品をいくつ組み合わせても、よいものは出来上がりません。
同様に、
不良品の言葉で考えを生み出しても、残念ながらよい考えは生み出せません。

言葉は、考えを生み出すための大切な「部品」なのです…

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

ただし…
「死ぬ」とか「てめぇ」といった言葉を「子どもの周囲から無くす」のは、それはそれでよくないと思っています。

言葉は考えるための部品だから03 

明るい色のクレヨンだけでは十分な表現が叶わないように、
黒や灰色のクレヨンには明るい色を際立たせるという大切な役割があるからです。

子どもが、心のままに考えるために、正しい言葉を正しい場面で扱わせたいものです。
ですから、状況に応じた「正しい言葉を選ぶことを促す」これが大人の役割です。

子どもが正しく物事を考えるために。

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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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