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リズミカルに跳び越そう!小学校の「ハードル走」授業作り3つのポイント⑤

リズミカルに跳び越そう!
小学校の「ハードル走」授業作り3つのポイント⑤

ハードル07

「ハードル走」の授業作り3つのポイントをざっくりいうと…
◆3つのNG「長いコース」「ハードルが少ない」「高いハードル」に気を付けること
◆4年間で心と体を耕し、2年間で「陸上」というスポーツ文化を堪能すること
◆6年間は遊びから競技へと変わるグラデーションを意識すること


今回は、3つ目の「6年間は遊びから競技へと変わるグラデーションを意識すること」
特に小学校中学年のハードル走について伝えていきます。


ハードル走は、障害物(ハードル)を跳び越しながら、記録を高めることや仲間と競走することが楽しい運動です。
トン、トン、トーンとリズミカルにハードルを跳び越えることは、それ自体がとっても気持ちがよいものです。

でも、間違って学習を進めてしまうと、
「ぶつかるのが怖い」「足が遅いから楽しくない」
そんなネガティブな声が聞こえてきてしまうことも…

そんなことにならないように、
「低学年」「中学年」「高学年」の3つに分けてポイントを伝えていきます。

特に今回は「高学年」に焦点を絞ってお伝えします。
「低学年と中学年」について興味のある方は↓こちらをどうぞ↓









高学年のハードル走

高学年になると陸上運動を好まない子どもが増える傾向にあるようです。

それは「疲れる」ことであったり「能力差」が明らかになることを恐れたりするからでしょう。ですから、これらの点に配慮した授業を提供したいものです。

そのためには記録向上のための技術的なコツを追求していく「科学的にわかる」ハードル走の授業を行うことが大切になってきます。

追求するのにおススメの学習課題は、次の3つです。


◆第1ハードルを決めた足で跳び越えるように工夫してみよう。
◆3歩・5歩で跳び越えるインターバルを見つけよう。
◆踏み切りと着地の位置はどこがいいのだろうか。


これらを科学的に解き明かしていくのです。こうすることで足が遅い子と速い子が同じ目標に向かって意欲的に取り組んでいくことができるようになります。

学習指導要領の例示ではコースの長さは40m~50mとなっていますが、何度も試したり、競争をしたりすることができるように40m程度に短くしてあげましょう。

また、記録向上の達成感を十分に味わわせたいのなら、50m走の記録とのタイム差を得点化するのも有効です。得点方式にすると、グループで競争することもできるようになります。

高学年 得点表

ハンディ競走型の授業を展開するのもよいでしょう。スタート位置をずらして、仲間と競走します。
追いかける方も、追われる方も走るたびにハラハラドキドキするので、どの子も意欲的に追求できます。

ただし、競走になると子どもの動きは雑になりがちです。また、転倒することが多くなりますので、5年生で記録向上を目指す授業を行い、十分に跳び越える技能を高め、その上で6年生になって仲間と競走する授業を行うとよいと思います。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

陸上運動は、様々な運動・スポーツの中でも、特に古くから楽しまれてきた運動文化です。それだけ人々を魅了する楽しさや心地よさが内包されているのでしょう。

少しでもそれらの楽しさやよさを子どもに味わわせたいものです。

ハードル走は、陸上運動の中でも、技術で個人差を解消し易い運動です。子どもの心と動きを十分に耕し、技術に科学的に迫ることでどの子にも記録向上を達成することで陸上運動が好きな子が増えることを願っています。

あなたの体育授業にFunタイムを!



こちらも参考にどうぞ!山形昇平8Pに執筆しています!


小学校の「ハードル走」授業作り3つのポイント①
小学校の「ハードル走」授業作り3つのポイント②
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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