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教員よ、旅にでよう!~東浩紀講演会から学ぶ~

教員よ、旅にでよう!~東浩紀講演会から学ぶ~



読売新聞主催「談論風発の集い」東浩紀さんの講演会に行ってきました。
(9月12日ですから、ずいぶんと前の話です。)
東浩樹さんは、東大出身の作家であり、思想家であり、株式会社ゲンロンの取締役でもあります。
弱いつながり 検索ワードを探す旅東浩紀さん写真

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

東さんは、人には2つのタイプがいるといいます。
まずは、何事も一つの場所に留まり深めていく「村人」タイプの人。そして一つの場所にこだわらず、様々な場所を巡り深めていく「旅人」タイプの人に分かれるそうです。

東さん曰く、

日本人は村人が好きです。
一カ所にとどまって、ずっとがんばっているひとが大好きです。
けれども僕は「旅人」でいたい。いや、むしろ「観光客」でいたいと思います。


 「観光客ってなんでしょう?」おもしろくなってきました。
 この後の講演の展開が楽しみになりました。

 ちなみに、僕は教員です。教員は典型的な「村人」ですね。
 平日、交流があるのは、校内の教員と子どものみの日々です。
 たまに、保護者との交流がある程度でしょうか。

 でも、今はネット社会。PCはもとより、タブレット、スマホを活用すればネットを通じて世界中から情報を集めることができるから大丈夫。

 と、思っていたらネットは「村人化」を促進させるためのツールだそうです。なぜなら、

ネットは階級を固定する道具です。
「階級」という言葉が強すぎるなら、あなたの「所属」と言ってもいい。人が所属するコミュニティのなかの人間関係をより深め、固定し、そこから逃げ出せなくするメディアがネットです。


ネットは強い絆をもっと強くするメディアです。
フェイスブックを考えてみてください。
面倒だと思えば、すぐにブロックしたり、非表示にしたりできます。


 たしかにグーグルは、僕たちが知りたいだろうことを予測検索してくれます。自由に検索しているつもりでも、実はグーグルがあらかじめ用意した枠組みの中をうろうろしているのです。
 また、フェイスブックは無限に友達を捜し出してくれます。しかし、それはあくまでも自分のプロフィールの範囲内でマッチした相手が対象です。それを越えることはありません。

 僕たちは、世界中の情報を手に入れ、世界中の人々とコミュニケーションできると勘違いしていたのですね。
 まるで、西遊記の悟空がお釈迦様の手の中から逃れられなかったようです。

 では、その解決策は…
 ネットを生活から切り離すことでしょうか。

 かなり困難はあるでしょうが。個人がネットから離脱するのは可能でしょう。しかし、家族は、個人は、コミュニティは…
 僕たちがネットから離脱するのは無理でしょうね。

 東さんが提案する解決策は、シンプルです。


その解決策は、グーグルの予測を越えるキーワードで検索することです。



では、グーグルの予想を越えるキーワードを見つけるためにはどうすればよいのでしょうか。


それは場所を変える。それだけです。
そうすればグーグルが与える検索ワードを意図的に裏切ることができるのです。



 これが「観光客になる」ということです。
 つまり、普段は狭い空間、コミュニティで生活しながらも、時折その世界や関係を離れた場所に身をおく。旅に出るということです。それが「観光客」という生き方です。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 さあ、教員よ旅に出ましょう。

 時間を見つけ、どこか全く知らない土地を訪れましょう。

 「そんな暇も時間はない!」という方、
 方法はいくらでもありますよ。プチ旅行をするのです。

 アマゾンではなく、リアル書店で何となく目に付いた本を買いましょう。
 何となくがポイントです。

 講演会を聴きに行きましょう。
 読売新聞主催の講演会おススメです。無料ですから。

 もしセミナーや研修に参加したら、隣の人に声をかけましょう。
 そして名刺交換をしましょう。

 授業研究会に参加する機会があったら、
 他都府県の学校も訪れましょう。目から鱗の体験ができますよ。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 なお、東浩紀さんの著書「弱いつながる~検索ワードを探す旅~」は、講演内容をより詳しく説明してくれています。哲学書というよりは、エッセイやビジネス啓発本っぽくてあっという間に読めます。お勧めです。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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