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ケロちゃん危機一髪~佐藤雅彦『プチ哲学』から~

ケロちゃん危機一髪~佐藤雅彦『プチ哲学』から~



 昨日の朝、低学年の子が先生にこう言いました。

「6年生が植木鉢を倒していました」

 あわてて、その6年生に事情を尋ねてみると、

「倒していたんじゃありません。倒れているのを起こしていたんです。」

 ほっとすると同時に、見方を変えると、出来事は全く違う見え方をするものだと驚きました。
 そして、子どもたちに紹介したのが次のイラストです。
 「ケロちゃん危機一髪」といいます。
佐藤雅彦 プチ哲学 ケロちゃん危機一髪 右
 大変です!
 ケロちゃんは友達に突き飛ばされて水に落ちる寸前のピンチです。

 ところがこちらになると…
佐藤雅彦 プチ哲学 ケロちゃん危機一髪 左

 ピンチだったのを危機一髪、友達に救われてセーフになりました。

 このように枠組みを変えてみると、物事や出来事は全く逆の意味をもってしまうのです。
 今朝の植木鉢の件も同様ですね。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 人間は、生きている中で経験してきたことや、身に付けた知識に基づいて思ったり考えたりしています。ですから、物事や出来事をそれらの経験や知識という枠組みから見ているのです。
1年生なら短く、6年生なら少し長く、大人ならばとても長く生きているわけですから、経験と知識の量は違いますが、それらの枠組みを通して出来事や物事を見つめていることには変わりありません。

 反対からいえば、人間は自分のもつ枠組みを超えて物事を見ることはできないのです。
 先生もそれをしっかり胸にみなさんと接したいと思いました。


 附属札幌小学校 6年1組学級通信 15号を再編集し再発行しました。
 学級にはいろいろな子がいて、いろいろな考え方があるものです。高学年になると特にそれが際立ってきます。
 この時期の便りを見返してみると、今回のテーマに関するものが多いのを感じます。

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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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