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花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その1~

作文用紙

 本来、子どもは書くことが嫌いではありません。そのことは断言します。
 僕の出会った子どもたちは、宝物のような文章を書いてくれました。
 その中のひとつを紹介します。


 風になる瞬間が一番好き

 最高に気持ちよくて楽しいスキーができる冬を私は待っていた。
 太陽の光に輝いて、パールホワイトの雪に覆われた世界。リフトから見える転んだ友達。スキーの後の美味しいラーメン。

 私は完全に浮かれていた。中級用のリフトに乗ったつもりだった。気が付くと「上級用」のてっぺんに登ってしまっていた。いつだって気が付いたときには遅すぎるんだ。
 怖かったけど、なぜか滑ってみようと思った。

 結構いい感じ?そう思った時、
「ゴロゴロゴローン、ズズズズズズ!」
 豪快に転んだ。

 なんとスキーを付けたまま、一回転していた。びっくりして何が起きたのかわからなかったくらいだ。しかし、だんだんと時間が経つと、自分自身が可笑しくて、笑いが込み上げてきた。
「よく一回転できたな。」
と感じたりもした。もう一回自分の力でしようと思っても絶対に無理だと思う。なぜか自身のような、満足感のような、凄いことを成し遂げた後のような達成感を感じて、少し私は喜んでいた。
「このままで終わりたくないなぁ。」
 私はラストになるのが嫌で、リフトに向かった。

 上級用のリフトに間違えて乗らなければ、上級コースを滑ることはなかった。
 転びながらではあるが、滑ることができた。
 チャレンジしようという決心があろうと、なかろうと、失敗しても、とにかくやってみればいいのだ。いつだって湿布を張ってくれる優しい手が待っていてくれるはずだ。だから私は、叶いそうもない夢にだってチャレンジしていこうと思った。
 同時に、誰かの心に湿布を張ってあげられるような優しさを持ってみたいとも思った。

 5年 M美



 5年生でも、こんな花まるを付けたくなるような作文を書けるようになります。
 でも、「作文が嫌い」という子は少なくないですよね。
 ご家庭でも心配している方もいるのではないでしょうか?

 安心してください。大丈夫です。
 作文力は、家庭での小さな取組で、大きく力を伸ばせます。
 いや、むしろ家庭の方が、作文力の向上は望めるのです。

 取り組むのは、ミニ日記です。その継続が力を付けます。

 ミニ日記に取り組む時のポイントを、数回に分けてお伝えしていきます。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 ポイントは、4つあります。

 ポイント1…まずは聞くから始める
 ポイント2…「楽しい」「悲しい」は出入り禁止の言葉
 ポイント3…直さずにうながそう
 ポイント4…笑いは最高のディレクション

 これらのポイントの解説と、実際に家庭で取り組める作文トレーニングの方法を紹介していきます。
 次回をお楽しみに。

花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その1~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その2~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その3~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その4~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その5~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その6~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その7~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その8~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その9~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その10~
花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その11~
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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