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花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その2 低学年「おとうさんあのね」~

 本来、子どもは書くことが嫌いではありません。そのことは断言します。
 僕の出会った子どもたちは、宝物のような文章を書いてくれました。
取り組むのは、ミニ日記です。その継続が力を付けます。

 ミニ日記に取り組む時のポイントを、数回に分けてお伝えしていきます。
 今回は、低学年のお勧めの取組「おとうさん あのね」です。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 低学年児童は、学校内や家庭内で出来事をよく担任の先生に報告してくれます。
「せんせいあのね、家でひまわりが咲いたよ」
「せんせいあのね、昨日はお兄ちゃんの誕生日だったんだよ」
 これは、教師への信頼や親愛の表れです。子どもは、大好きな人に自分のことを伝えたいものなのです。この伝えたいパワーをちょっと拝借して、学校現場では、作文指導はじめの一歩として「せんせいあのね」という題で家庭のことを作文を書く場合が多く見られます。
おとうさんあのね

 そのおとうさん版が「おとうさん あのね」です。お父さんの知らない、学校のことをお子さんに教えてもらいましょう。
はじめの一歩ですから、手紙風の短い文章になります。タイトルは必要ありません。題材は学校での出来事です。
書式は、上の写真参考にしてください。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 ここで育てる力は、


◆TPO(時・所・状況)を表現すること。
◆相手意識を育てること。


です。

 特にここでは、TPOつまり、「だれが」「いつ」「どこで」「何を」「どのように」を表すことができる力を高めることが大切です。
多少の間違いは「ここ間違ってるよ!」程度で、笑顔と共にサラーっと流してください。
「つまらない」と思ってもダメ出ししてはいけませんよ。「笑顔で促す」これは作文力を育てる重要な関わり方です。書いてくれただけで◎なんですから。どちらもどんどん書けるようになったら嘘みたいに変わっていきますからご安心を。

 思い出してください、人は何故文章を書くのでしょうか。
 文章はコミュニケーションツールです。相手とつながるための道具です。一番重視すべきは、情報を詳しく正確に表すかどうかです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 ここからが重要なポイントです。
 返信をすると子どもは喜びます。しかも、生き生きとした文章を返してくれます。前述しましたが、お子さんの「あのね…」は、信頼と情愛をエネルギーとしています。返信は、それを増幅してくれます。反対に返信がないと、エネルギーはどんどん減っていきます。
 FacebookやTwitterなどのSNSを利用している方ならこの気持ち、ようくわかりますよね。
 ちなみに僕は、学級で子どもたちに返信するのが大好きです。
 なんか、二人だけの秘密を共有してるみたいでとっても楽しいのです。

 家庭で作文指導する強みはここです。残念ながら学校現場では、40人相手にしっかりとしった返信することを頻繁にできません。

 次のポイントは相手が「お父さん」であることです。
 なぜなら、お父さんは、学校のことをよくわかっていないからです。
 知らないことを誰かに伝えるのって気持ちがいいものです。それに知らないことは多少の正確性を欠いても問題ないので、気楽に書けるのです。
 ですから、バリエーションとして「おかあさん」や「おじいちゃん」「おばあちゃん」でもいいのです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 作文はTPOをスラスラーッと書けるようになると、すごく楽になります。反対に、筆が止まってしまう子は、TPOが何か、「だれが」「いつ」「どこで」「何を」「どのように」を書くということが身についていないということです。
 続けていると、それが自然と苦も無くかけるようになってきます。
 返信で「いつの話なの?」とか書いてもいいと思います。

 ちなみに子どもの文章ですから「よく分からない」ことがあると思います。そんな時は、ダメ出しせずに、聞いてみてください。きっと喜んで説明してくれると思います。
 親子のコミュニケーションツールの一つになります。
 ぜひ、試してみてください。

花まるをもらえる作文を書く方法 ~ミニ日記で育てる作文力 その1~
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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