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子どもを勇気づける方法 ~はげまし名人 車寅次郎~

 男はつらいよ 車寅次郎

 今世の中は、「先行き不透明な時代」と言われています。
 誰しもが、将来を楽観的に見られなくなっているようです。
 子どもたちも、大人の雰囲気を敏感に感じ取っているのか、少し元気がないような気がします。

 今もそうであるように、未来も課題がいっぱいあるでしょう。
 何年たっても「先行きは不透明」のままでしょう。
 でも、変わらないことが一つあります。それは…
 
 未来に挑み、一歩を踏み出さなくては何も始まらないということです。

 そのためには、6つの「気」が必要です。

 それは、「勇気」「元気」「本気」「根気」「やる気」「活気」です。
 そして、その一歩目は「勇気」です。

 さあ、みなさんも子どもを勇気づける「はげまし名人」になりましょう。
 今回は、男はつらいよから、寅さん流の「勉強をする訳」からです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 ほら人間、長い間、生きてりゃいろんなことにぶつかるだろう。
な、そんな時、俺みてえに勉強していないやつは、
この振ったサイコロで出た目で決めるとか、
その時の気分で決めるよりしょうがない。
ところが、勉強したやつは、自分の頭できちんと筋道立てて、
「はて、こういうときはどうしたらいいのかな」と考えることができるんだ。
だからみんな大学行くんじゃないか、そうだろう


 第40作『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』の中から引きました。吉岡秀隆演じる、甥っ子の満男に「何のために勉強するのかな?」と問われた時の寅さんの答えです。

 勉強をする行為が大切なんではない、何かにぶつかった時、それを乗り越える力を付けるために勉強をすることが大切だと寅さんは言っているのでしょう。
 人生の大きな局面をとらえた、でっかいアドバイスです。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 はげまし名人は、大局からアドバイスをします。

「面白いから」
「友達に負けたくない」
「いい高校、大学に行きたいから」
「お金をたくさん稼ぎたいから」
「人の役に立ちたい」
「いい人生を歩みたい」

 どれも、勉強をする意味です。
 細かな見方から、幅広い見方まで、勉強をする意味は人の数だけあります。

 ただ、見方は細かくなればなるほど、個人的な意見(private logic)になりがちです。そして個人的な意見というモノサシを押しつけられるのは気持ちの良いものではありません。
 ともすれば相手は、アドバイスをされているというより、重箱の隅をつつかれている感じを抱いてしまいます。

 一方、長期的で、幅広く、より高い所からの見方は、だれしもがもっている共通感覚(common sense)を抱かせますから、いやな気持がしません。
 人生の重要なポイントにふれ、そこから細かい見方についてアドバイスするから、相手は気持ちよく話を聞くことができるのですね。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 ところで、映画を見ていると「俺みてえに勉強していないやつ」と自分を卑下している寅さんが、一番幸せな人生を歩んでいるような気がしてなりません。
 その生き方自体に勇気づけられます。はげまし名人になるためには、自分自身を勇気づける生き方をしていかなくてはならないのかもしれませんね。
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プロフィール

山形昇平

Author:山形昇平
北海道教育大学附属札幌小学校にて11年間教員として勤務、その後北海道コンサドーレ札幌への出向を経て、現在は札幌市内教員です。学級便り・学校便りの発信、育児・子育てへの提案、運動・遊びのアイデア発信をしています。お子さんの成長の一助となれば幸いです。

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